寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

センマイ

2007年06月10日 | 食材

牛の第三胃を指す。BSE問題で新鮮なモツは関係者以外入手困難になっている。近くの肉屋でそういうシロモノを売っているのはたった一軒になってしまった。無愛想な畜生面のオヤジからクソ安いセンマイを買った(笑)

センマイの薄皮からゲロのような臭いが出ていた。業者は特殊な液で薄皮を除去するようだが、ノウハウを知らぬ素人は塩もみ洗いするしかない。洗浄後、軽くボイルして細かく刻む。

センマイの焼肉や煮込みを私は旨いと思ったことは一度もない、これは湯引いて食べるのが無難だ。脂質が少なく、クチャクチャした食感がいい。味噌だれをかけてビールのアテにする。たれは中味噌を味醂と米酢でのばし、七味とおろし生姜を混ぜ合わせたもの。完全な和食にアレンジし直している。

トンチャン(糞腸)焼きよりはさっぱりしたセンマイ酢味噌の方が好みとなってきた(笑)

センマイ酢味噌がけ

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腐れ縁

2007年06月10日 | 学生時代
広島時代、私は四人組の一員であった。アクの強い人間を束ねていたのが、切れ者の“元締め”だ。私と“ろくでなし”はある意味自由電子のような存在だった。真面目に学んでいたのは“ひでえ”、ただ一人であったように思う。

私達が仲良くなったのは学生番号が近かったというのもある。最大の要因は互いに話し易かったということだろう。最も裕福な“元締め”はスマートによく奢ってくれた。貧窮していた私は随分と助けてもらった。

大学卒業後、四人が勢揃いしたことはまだない。この夏に食事を共にする可能性が少しは残っているが、どうも難しそうだ。

“ろくでなし”とは今年の春二度会っている。母校と上野で話をしたところ、人の良さは全然変わっていなかった。彼はお世辞にも学業ができた方ではない。辛辣な“U”は彼の成績を見て「可山優三」とからかっていたくらいだ。

しかし、昔から師匠、親、友達、後輩を大切にする、律儀な男であった。私は密かに畏敬の念を抱いていた。仁・義・礼・智・信といった道徳をちゃんと身につけている人は非常に少ない。

“ろくでなし”というあだ名を使うのはそろそろやめなければならないか(笑)。彼ほど日本人らしさを全身から出す人はいないのだ。

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