津川雅彦さんは「(似非)民主教育の最初の1年生」だった少年期を自嘲気味に回想し昔は「サヨクにあらずんば役者にあらず」という風潮があったと吐き捨て聴衆の微苦笑を誘った。
続いて昨年大震災に見舞われた東北地方の話になった。明日死ぬかもしれないという危機を前にしておにぎりを分ける東北人、その姿を目にした外国(カネとモノを狂乱して追い求めてきたが満たされない)人達が驚嘆したのは「本当の幸せはどうすれば手に入るのか」ということをついに気付いた(≒足るを知る)からだろうと指摘した。
また、どうしようもない現実を静かに受け入れ(泣き叫ばずに)生きようとする東北人の芯の強さは縄文人由来ではないかと推測した。自分の良心と対話して我欲を適度に抑える生き方(人間としてみっともない無い真似はしない)は今後重要になってくると私も思う。己さえ良ければいいという浅はかな考えが充満して国が行き詰まり多くの若き民が苦しんでいるのが現在なのだから。
終盤、美をこよなく愛す映画監督は序破急(じょはきゅう)の解説を挟みながら日本人には古い形式や常識を継続的に打破する気根が大切だと訴えた。そして「MNS党とマ○コ□は信じてはいけない。信じていいのは自分の心の中にある美しさだけ」と語って講演を締めくくった。講師へ花束の贈呈が行われた後、万歳三唱して15時26分に閉会した。穏やかな青空を眺めて陸橋を下りると天満屋の方からポン菓子の甘い香りが漂っていた。
続いて昨年大震災に見舞われた東北地方の話になった。明日死ぬかもしれないという危機を前にしておにぎりを分ける東北人、その姿を目にした外国(カネとモノを狂乱して追い求めてきたが満たされない)人達が驚嘆したのは「本当の幸せはどうすれば手に入るのか」ということをついに気付いた(≒足るを知る)からだろうと指摘した。
また、どうしようもない現実を静かに受け入れ(泣き叫ばずに)生きようとする東北人の芯の強さは縄文人由来ではないかと推測した。自分の良心と対話して我欲を適度に抑える生き方(人間としてみっともない無い真似はしない)は今後重要になってくると私も思う。己さえ良ければいいという浅はかな考えが充満して国が行き詰まり多くの若き民が苦しんでいるのが現在なのだから。
終盤、美をこよなく愛す映画監督は序破急(じょはきゅう)の解説を挟みながら日本人には古い形式や常識を継続的に打破する気根が大切だと訴えた。そして「MNS党とマ○コ□は信じてはいけない。信じていいのは自分の心の中にある美しさだけ」と語って講演を締めくくった。講師へ花束の贈呈が行われた後、万歳三唱して15時26分に閉会した。穏やかな青空を眺めて陸橋を下りると天満屋の方からポン菓子の甘い香りが漂っていた。