寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

「サヨナラ」ダケガ人生ダ ‐ 詩と随筆 井伏鱒二没後二十年記念特別展(ふくやま文学館)

2013年07月04日 | 日記
井伏鱒二は平成5年(1993)7月10日に亡くなっている。没後20年の節目に明日からふくやま文学館(福山市丸之内1丁目)で特別展が開催される。

ふくやま美術館の少し北に位置する文学館には福山ゆかりの作家の原稿などが陳列してあるので私も3度ほど足を運んだ。中でも井伏の旧制福山中学校(※現・広島県立福山誠之館高校)の卒業証書(複製)は見所の一つだと思う。

井伏が母校に対してあまり良い印象を持っていなかったことは彼のエッセイを読めば明白である。私が籍を置いただけの高校で数少ないまともな(英語の)教師が「井伏は勉強があまりできず孤立していたようだ」と語りニヤッとした瞬間をはっきりと思い出すことができる。

確かに教師が発言したように優秀な学生は旧制高校(トップクラスは一高、多くは近くの六高)へ進学し帝大卒業後官吏になるか大企業に就職というコースが普通だった。教師は屈折した井伏を例に出しながらさりげなく総合選抜制度を批判した。学力の低い生徒を集め続けた結果、レジャーランド高校と揶揄されるようになったのは名門OBとしては堪えがたいことだったであろう。

垢教師の肥溜めだった高校と縁が切れた時に私は本当に清々しい表情を浮かべた、それは永久の「サヨナラ」を意味していた。言論の自由なき異常な学校で3年間を無駄にしたことが未だに悔やまれる。

ふくやま文学館周辺地図

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アジの酢〆(前編)

2013年07月04日 | 食材
アジを三枚におろし身に塩を振り30分置くと脱水作用で臭みの元である水分が出てくる。アジを水洗いしてペーパータオルなどで水分を拭き取り酢に浸す。鮮度の良いアジならば〆る時間は10分程度で十分だ。

酢に10分浸けたアジ

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