寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

商業施設の進出と商店街の衰退 

2013年07月27日 | 日記
私は市内(郊外を含む)に商業施設が進出し買い物の場が分散することは良いことだと思っている。商店街が寂れたのは巨大な商業施設ができたためと短絡的に考えるのは大きな間違いである。近年発行された「商店街はなぜ滅びるのか / 新雅史(昭和48年生)」ではシビアな分析を行っていた。

著者は「歴史と由緒正しき商店街を崩壊させてはいけない」という感情論の裏にあるものをえげつないまでに抉り出した。つまり既得権(世襲制)を守ることに固執して顧客の気持ちを軽視したが故にそっぽを向かれ滅びたと。私はこの一節に大いに共感したのであった。

巨大商業施設

地元の駅前商店街などは百貨店進出に万年野党の如くただ反対するだけで対抗策を生み出すことを怠っていた。私はその経緯をつぶさに見ていたから同情はしない。

今年の春、某新聞の記事に地位低下が著しい市の商店街(県東部)を参考にして出直せというような内容が書かれているのを読んで呆れ返った。大正昭和ノスタルジーで全盛期の再興を夢見るのは実に馬鹿げた話である。

むしろ自前で新幹線駅を拵え中途半端な開発を行った結果が裏目に出た点に注目すべきであってY監督に「(もはや映画の舞台には)使えない」と言われて切られたことが全てを暗示しているのではないか。開発しようにも土地がなく移り気な観光客依存型の特異な商売は既に頭打ち(というか下り目)、「人情」を全面におし出しても時代の荒波には逆らえないはずだ。

役割の終わった(あるいは終わりつつある)商店街は控えめな投資で市民(頭のやわらかい大学生など若者たち)の憩いの場として再生させるのがベストだろう。「ゼニこそはすべて」という浅はかな思想を捨て「みんなのために存在する居心地のよい空間」に少しずつ変えていくのが望ましい。

モニュメント

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夏のネギ塩焼きそば 

2013年07月27日 | 家飯
夏向けのあっさり風味の焼きそば。豚肉と野菜を油で炒めレンジで加熱した中華めんを投入し鶏ガラスープを加える。麺をほぐして塩とコショウで味付け。仕上げにレモン汁を回しかけて青ネギを散らす。

ソース焼きそばよりも具材を少なめにするのがポイント。素朴な味わいは胃にやさしく「バテ気味」の時の栄養補給としてもおすすめだ。

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