寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

瀬戸内のシャコの話

2013年07月31日 | 食材
寿司ネタとしてのシャコしか知らぬ関東人が活けを見て仰天したという話の半分は本当であろう。実際に私は向こうの人間が「カマキリみたいで気持ち悪い」と言うのを聞いたことがある。なぜ広島や岡山の人間がそれほど嫌がらないかというと子どもの頃から見慣れていたことが大きいと思う。

シャコは涼しくなる頃から美味しくなる(画像は春に食べたもの)。子持ち(所謂カツブシ)は珍味とされるが、評価は真っ二つに分かれる。酒のアテとしてはありだが、握りにはあまり合わないと思う。瀬戸内ではシャコの造りを出す店がある。半解凍の状態で殻をむくのがコツとある料理人は教えてくれた。海老の踊りには全く興味を示さない私だが、シャコの造りなら食べてもいい。海老よりもはるかに甘味が強くねっとりとした食感だ。

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倉敷市玉島柏島・玉島町遊廓跡(その3)

2013年07月31日 | 
玉島柏島の安藤商店の軒下には「浅口郡玉島町大字柏島…」という旧住所表記の木札があった。玉島町が玉島市となるのは昭和27年(1952)、そして倉敷市に編入されたのは昭和42年(1967)である。

旧住所

肘木飾り

肘木に飾りを施した職人の技は見事だ。商家の壁には折りたたみ式の縁台が取り付けられている。縁台とは商品を並べたりするところであるが、夕涼みにも使っていたと記憶する。

折りたたみ式縁台

福山市中心部でも夕涼みの文化が昭和40年代の末頃までは確かに残っていた。幼い子どもが遊び回るのを見守りながら年寄が縁台に腰掛けて四方山話をしていたものである。それが今や戸締りをしなければ安眠できない時代に変わってしまった。

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