寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

倉敷市玉島柏島・玉島町遊廓跡(完)

2013年08月05日 | 
天満宮の石鳥居に隣接する三階建ての元妓楼は見る者を威圧する。「当地は、柏島九一四‐二です。」という住所表記板がこれまたレトロな雰囲気を醸し出している。

天満町の元妓楼の住所表記

玉島町遊廓
当遊廓には目下貸座敷が十三軒あつて娼妓は約五十人居るが、熊本、鹿児島、香川県等の女が多い。店は写真式で陰店は張つて居ない。娼妓は居稼ぎ制で送り込みはやらない。遊興は通し花制で廻しは取らない。費用は一泊は六円六十銭で十二時迄が三円三十銭、短時間遊びには一円六十五銭、一円十銭等がる。但し台の物は含んで居ない。娼楼は於多福楼、二葉、大正楼、第一月の家、敷島、松月、第二月の家、山陽楼、喜楽、改元楼、寿楼、吾妻楼、天満楼等がある。

『全国遊廓案内』

天満町の元妓楼(三階建て)

私は遊廓を一つの文化、歴史の一頁として捉える人間である。故に遊廓があったことすら市の歴史から完全に抹消するような土地を健全だとは思わない。「玉島歩きの達人ガイド」に玉島町(=天満町)遊廓の記載があったように歴史に静かに向かい合う姿勢が大切だと思う。町の歴史には必ず光と影の両面が存在するが、片方だけで町の発展について語るのはやはり無理がある。影=悪ではなく、光の元でもあったという認識を持つべきではないだろうか。

天満町郵便局

鮮魚店と元妓楼の間を通過し天満町郵便局前から海の見える南へ向かう。私は玉島魚市場のガラスに張られた紙(鰻の蒲焼の値段)を見て「江戸期同様高級品になるのはもう直だな」と思ったのだった。

玉島魚市場

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アンデルセンとにしき堂のあたらしもみじ(大崎上島のレモン)

2013年08月05日 | 食材
広島市のアンデルセンとにしき堂が共同開発した商品。見た目は普通のもみじまんじゅうだが、中身が違う。

あたらしもみじ

甘酸っぱいレモンクリームは後を引くほどの濃厚な仕上がりで洋菓子と言って差し支えない。新たな広島土産として喜ばれることだろう。爽やかなレモンスカッシュを飲みながら食べたい御菓子だ。

あたらしもみじにはレモンクリームが入っている

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