寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

靖國神社の静けさ

2007年10月24日 | 

かつて荷車を引いて九段坂を上るのは泣きが入るほどつらかったという回想を読んだことがある。確かにきつい上りではある。九段高校の女学生は平気な顔をして進んでゆく。右手に大鳥居が見えた。

靖國神社の大鳥居

大村益次郎銅像

朝の靖國神社はひっそりとして、鳥が飛び交っている。大村益次郎の銅像がやけに高く見える。参道の脇で様々な陶器を売っていた。

陶器市

参集殿前で受付を済ませて玉串料を渡した。祭典までは小一時間あったので境内をぶらついた。だんだん参拝者が増えてきた。

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神田神保町

2007年10月23日 | 

東京メトロ半蔵門線「神保町」駅下車。A6出口から靖国通りを西に進む。古書センターなどはまだ開いてなかった。20代の頃、私は古書街で珍しい本を探して暇を潰したものだった。

靖国通りの古書街

古書検索サイトで容易に貴重文献が入手できるようになって神保町とは縁が薄くなったが、上京するとやはり足が向く。【寿司政】の職人がしゃがみこんで金接ぎをしていた。姉妹店【寿白】の前で卵巣を干してカラスミに加工するのを見た。

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おちおち死んでられまへん / 福本清三・小田豊二(集英社文庫)

2007年10月23日 | 書籍

2007年7月25日第1刷、定価600円(税込み)

時代劇で切られ役に徹した役者さんの名を知ったのは数年前だった。鋭い目付きの浪人にほとんど台詞はなく、派手に死んでゆくことのみが要求される。そんな主役を立てる地味な役者が私は好きだ。

この本では下積みから東映退社までの流れが詳しく書かれてあって面白い。「ラストサムライ」出演のくだりに大きくページを割いている。

ファンクラブの会長が作ったという出演作品おすすめリストが見事だ。私が最近見た中での傑作は新・はんなり菊太郎の第8話「おかえり菊さん」である。

菊太郎との激しい斬り合いの末、説得に応じ刀を捨ててお縄になる。台詞こそ短かったが、すご腕の浪人の悲哀とさり気ない優しさを上手に表現していた。

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犬の置き物

2007年10月22日 | 日記

商店街できちんとお座りをしているドーベルマンがいた。飼い主がそばにいないのにじっとしている。「なんで?」と思って近づいてみたら、実物大の置き物だった。静物は吼えないし、クソを垂れないのがいい。

最近ひょうきんな犬の置き物を発見した。眼鏡屋の前でサングラスをかけさせられているのである。無表情で歩く人達も思わず立ち止まって笑みを浮かべる。これがどこにあるのか分かる人はスゴイ。

サングラスをかけた犬

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日なたぼっこをする猫

2007年10月22日 | 日記

日曜日は眠けがくるほどの好天だった。アスファルトの上でひっくり返った猫。一瞬死んでいるように見えたが、ちゃんと息はしていた。

公園でも二匹の猫が目を閉じて休んでいた。ベンチで昼食を食べる家族連れ、噴水の周りで水を飲むハト。時折強い風が吹いて、木々から薄茶色の葉っぱがヒラヒラと舞っていた。

公園の木陰で眠りこける猫たち

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斑鳩町再訪(その3)

2007年10月21日 | 

東大門から東院伽藍までは100mちょっとであろうか。四脚門の上に夢殿の瓦が少しのぞいている。斑鳩町に来たのは夢殿をじっくり見たかったからである。拝観料は200円。八角形のお堂はどことなくユーモラスな雰囲気が漂う。

夢殿

鐘楼を見て中宮寺の受付で500円払って本堂を拝観した。本尊如意輪観世音菩薩半跏像は妖艶であった。飛鳥時代の彫刻の中では最高峰であろう。駆け足で寺を巡り、再びバスに乗って法隆寺駅に向かった。

中宮寺新本堂

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斑鳩町再訪(その2)

2007年10月21日 | 

中門の両脇に金剛力士像が設置されている。口を開けているのが阿形(あぎょう)、口を閉じたのが吽形(うんぎょう)で魔除けの効果があるとされた。

阿形

吽形


鏡池の前には正岡子規の句碑が建っている。聖霊院、綱封蔵を見て早足で東大門に向かった。

柿くへば鐘がなるなり法隆寺

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斑鳩町再訪(その1)

2007年10月20日 | 

JR新今宮駅から快速で約30分。およそ27年ぶりに斑鳩町を訪れた。南口から法隆寺行きのバスに乗った。門前まで170円である。

南大門

国宝の南大門を抜ける。西院伽藍の大きさに圧倒された。観光客の多いこと。朝早く来るに限る。拝観料は払わずに外から五重塔を見上げた。

五重塔と中門

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即席ふぐラーメン

2007年10月20日 | 家飯

ふぐ鍋をして残っただし汁を漉して、即席ラーメン(サッポロ一番の麺のみ使用)を作る。具材は何も入れない。まさに素ラーメンである。

仕上げに青ネギを散らして完成。上品な味のため胃に優しい。にゅうめん風という表現がピッタリかな。鍋の後にはうどん・雑炊が定番だが、ラーメンも「あり」だ。

シンプルの極み 即席ふぐラーメン

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ふぐ鍋を囲む

2007年10月19日 | 家飯

強面の魚屋に「たのむけーこうて(=買って)。安うしとくから」とせがまれた。

「アニキを俺に押し付けるのか」
「アニキじゃないけー」
「でも売れ残りには違いないだろうが」
「まあな。鍋にしたらうまいで。1◆00円でええわ」
「身欠きの状態にしてくれる?」
「自分でやらんの?できよう」
「アホか。もし当ったらシャレにならんだろ」
「あんたなら大丈夫じゃ、ハハハ」
「ええから言うた通りにしてくれ」

馬鹿な会話の末、とらふぐを買わされた。昆布だしでアラを炊き、身と野菜を放りこむ。まず火が通った身を食ってから野菜に移る。どうでもいい野菜が美味に変わるのがふぐマジックである。

残っただしに冷凍うどんを入れて啜る。何とも贅沢な料理だ。畜肉ではこの味は絶対に引き出せない。

庶民のふぐ鍋

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21世紀の斜陽産業

2007年10月19日 | 洋楽
ブートレッグ製造販売という業界は明らかに冬の時代を迎えている。非業法のブツが面白いように売れたのは1993~99年くらいまでである。

インターネットの普及によって、正しい情報が即座に伝わるようになった21世紀から、業界に異変が生じた。「たくさん作っても売れない」状況が下々の者に知られるようになってしまった。

業者と某出版社の異常なつながりと「捏造情報ばら撒き」に不信感を抱いた人間は予想以上に多く、「不買運動」のような動きまで出た。おまけにネット上で音をタダで拾えるようになったことも、売り上げ激減に拍車をかけた。

ブツが売れないから値段を下げる→それでも売り上げは大して伸びない、こういった状況が今である。特定の業者が潰れると困るという意見があるが、別に消えてくれても全然構わない。他の誰かがやるだろうし(笑)

時代の流れが読めない連中は去るしかない。天に向かって唾を吐いたところで、結局は自分の顔面に落ちてくる。若者はそのことを金銭感覚の麻痺したおっさんよりも熟知している。買い手は年々クールになるということを見落とした田分者のなれの果ては哀れだ。

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らーめん風おむすび(サッポロ一番)

2007年10月18日 | 家飯

ファミリーマートでびっくりしたシロモノである。味噌、塩、しょうゆの3種がある。私は味噌と塩を買ってみた。

ラーメン風という表現はおかしい。トッピング具材は確かにラーメンに入っていることもあるのだが、味が全然違う。味噌はちまき風、塩はピラフ風と言った方が正しい。どちらもレンジでチンして食べないとしんどいだろう。

「~風」とすれば何でもありなのか!

加熱前のラーメン風おむすび

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牛頬肉(ツラミ)

2007年10月18日 | 食材

ツラミを赤ワインで煮込んで軟らかくする西洋料理はあまり好きではない。ツラミは確かに筋があり、少しかたいが、野趣溢れる味だ。

塩コショウというシンプルな味付けで焼くと本来の味がわかる。顎と歯を使って肉を噛みしめるとエキスがいくらでも出てくる。ゼラチン質の多いツラミは味が濃い。

ロースやタンみたいな軟らかい肉ばかり食っていると脳まで退化するような気がする。歯並びの悪い人間がやたらと増えたのは、子どもの頃から噛む行為を疎かにしているからである。実際、幼稚な思想を振り回す輩にこの手が多い(笑)

ツラミ焼き

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サッポロクラシック

2007年10月18日 | 日記

特製やすらぎタンブラーに目が留まり、6本入りを買った。夏目漱石の『二百十日』に恵比寿ビールが出てくることはあまりに有名である。

私には特に愛飲している銘柄はない。頻度から言うとアサヒ、キリンが多い。サッポロ製品もたまには飲む。良質のビールを造っているのにイマイチぱっとしないのはコマーシャルが下手なだけなのか?

サッポロクラシックは麦芽の甘みとコクが前面に出ている。マイルドなビールが好きな人には受け入れられるだろう。軽く冷して飲む方が私は美味しいと思う。

今日のアテは雪印の6Pチーズ(減塩)とポークジャーキーだった。

エビス特製やすらぎタンブラーとサッポロクラシック

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鶏小肉(せせり)

2007年10月17日 | 食材

鶏小肉は「せせり」という呼び名もあるが、「ネック(くびの肉)」のことである。コリコリした食感と独特の旨味があり、焼き鳥にしても非常においしい。

我が家では炒め物や煮物にして食べている。今日は、せせりを炒めたエリンギなどと一緒に煮たようである。きのこは炒めると旨味がグーンとアップし、肉のエキスを吸って更に味が良くなる。

せせりを豚肩ロースに置きかえて作ってもいいと思う。

せせりと野菜の煮物

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