子どもの頃に食べたケチャップ味の強烈なナポリタン。懐かしく思い出すことはあっても食べたいとは思わない。あれはスパゲッティではなく、焼きそばの一種だった。
落合務さんの出演する料理番組を見て、スパゲッティは炒めるものではなくソースと和えるものだと知った時はひどく驚いた。実際に作ってみて味が格段に変わることを知った。
落合さんの凄いところは料理のポイントを簡単に伝えることである。高級食材に拘らず家庭にあるものを使って調理すればよいと語る賢い料理人は人気が高い。家庭の味はそれぞれ違っていい。それが当たり前だと私は思う。
オリーブオイルでベーコンを炒め、野菜を投入する。塩、コショウで味付けして野菜にベーコンの旨味を吸わせる。ここでケチャップを加え更に炒める。パスタの茹で汁をお玉一杯分足して火を止める。
塩茹でしたスパゲッティをソースと絡めパルメザンチーズを振って完成。更に高級感を出したい人はマッシュルーム、ソーセージ、白ワインなどを使ったら良い。炒めないナポリタンは本当に美味しいのでたまに作っている。

筍のアクを抜く方法は主に三つある。
一.米糠とタカノツメを加えた水で茹でる
二.重曹を加えた水で茹でる
三.皮を剥いた生の筍を大根の絞り汁に浸す
私は最初の古典的なやり方以外は試したことがない。先週の「きょうの料理」で野崎洋光さんが大根の絞り汁を使っているのを見て「ええな」と思った。
糠を使う時は吹きこぼれに注意しなければならないし、後片付けが大変なのだ。汁に30分~1時間程度浸けてアクがほとんど抜けるのならばそれで十分だ。
従来のやり方よりも更に簡単で優れた技法を見つけ出そうとする意欲にかける日本の料理人。伝統という言葉にこだわり過ぎて思考停止したのでは意味がないとフランス人はよく言う。
私は近々絞り汁を使ってみて、自分なりの結論(評価)を出すつもりだ。ジアスターゼの力とはどれほどのものなのか、非常に楽しみである。
一.米糠とタカノツメを加えた水で茹でる
二.重曹を加えた水で茹でる
三.皮を剥いた生の筍を大根の絞り汁に浸す
私は最初の古典的なやり方以外は試したことがない。先週の「きょうの料理」で野崎洋光さんが大根の絞り汁を使っているのを見て「ええな」と思った。
糠を使う時は吹きこぼれに注意しなければならないし、後片付けが大変なのだ。汁に30分~1時間程度浸けてアクがほとんど抜けるのならばそれで十分だ。
従来のやり方よりも更に簡単で優れた技法を見つけ出そうとする意欲にかける日本の料理人。伝統という言葉にこだわり過ぎて思考停止したのでは意味がないとフランス人はよく言う。
私は近々絞り汁を使ってみて、自分なりの結論(評価)を出すつもりだ。ジアスターゼの力とはどれほどのものなのか、非常に楽しみである。
