寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

平成24年建国を祝う会・福山リーデンローズ大ホール(後編)

2012年02月11日 | 日記
津川雅彦さんは「(似非)民主教育の最初の1年生」だった少年期を自嘲気味に回想し昔は「サヨクにあらずんば役者にあらず」という風潮があったと吐き捨て聴衆の微苦笑を誘った。

続いて昨年大震災に見舞われた東北地方の話になった。明日死ぬかもしれないという危機を前にしておにぎりを分ける東北人、その姿を目にした外国(カネとモノを狂乱して追い求めてきたが満たされない)人達が驚嘆したのは「本当の幸せはどうすれば手に入るのか」ということをついに気付いた(≒足るを知る)からだろうと指摘した。

また、どうしようもない現実を静かに受け入れ(泣き叫ばずに)生きようとする東北人の芯の強さは縄文人由来ではないかと推測した。自分の良心と対話して我欲を適度に抑える生き方(人間としてみっともない無い真似はしない)は今後重要になってくると私も思う。己さえ良ければいいという浅はかな考えが充満して国が行き詰まり多くの若き民が苦しんでいるのが現在なのだから。

終盤、美をこよなく愛す映画監督は序破急(じょはきゅう)の解説を挟みながら日本人には古い形式や常識を継続的に打破する気根が大切だと訴えた。そして「MNS党とマ○コ□は信じてはいけない。信じていいのは自分の心の中にある美しさだけ」と語って講演を締めくくった。講師へ花束の贈呈が行われた後、万歳三唱して15時26分に閉会した。穏やかな青空を眺めて陸橋を下りると天満屋の方からポン菓子の甘い香りが漂っていた。

福山リーデンローズ・大ホールを出て陸橋を北へ進むと天満屋ハピータウン・ポートプラザ店(日本化薬福山工場跡地にできた)

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平成24年建国を祝う会・福山リーデンローズ大ホール(前編)

2012年02月11日 | 日記
天満屋ハピータウン・ポートプラザ店(日本化薬福山工場跡地)前の駐輪場に自転車を置き、リーデンローズに向かう。陸橋の下(左手)に日化(戦前は帝国染料と呼ばれていた)の銘の入った大きな石碑があるとは知らなかった。

福山リーデンローズ・大ホールの催し物

会場入口に着いたのは12時55分だったが、既に開場となっていた。式典(第一部)は13時30分から始まった。祝辞を述べたのは日本会議広島・福山支部長の徳山威雄さん、参議院議員の宮沢洋一さん、福山商工会議所会頭の林克士さん(順に)。

宮沢さんは上品な言葉を使いながら「来年はもう少し明るいことを語りたい」と締めくくったが、内容を要約すると「やりたいことが何もない連中(頭塵)には速やかに消えてもらおう」ということだ。真の日本国民のための総選挙が近いことをにおわせていた。

記念講演(第二部)の講師として備後の中核都市に招かれたのは津川雅彦さんである。オレンジ色のシャツとタイを身につけて登場した有名な俳優はとても72歳とは思えぬほど元気に見えた。後にホール後方に座っていた男性から「若い!」と声が掛かっていたほどである。

平成24年建国を祝う会・講師の津川雅彦さん

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傾斜地に建つ老人宅から出火・全焼した悲惨な事故について考える

2012年02月10日 | 日記
本日午前1時過ぎ広島県東部の傾斜地に建つ木造平屋から出火(※原因はまだ不明)しているのを近所の人が発見し通報したが、消防車が入ることができない場所のため消火は約2時間半後だったという。

焼け跡(全焼)から見つかった遺体はこの家で一人暮らしをしていた100歳の女性と見られている。県内の各テレビ局は一斉に事件を報道していたが、現場の状況を視聴者に明確に伝えていたのは広島テレビのカメラワークだった。

墓地の上に位置する平屋跡からはるか下に市街地が見えていたのである。広島県全域で同様の事故が起こり得るエリアの洗い出しを行った上で早急な対策が必要であると思った。

足腰の弱った老人が先祖代々守ってきた土地を離れるということは、ある意味辛いことではある。しかし、もしも便利で安全な平地に移り住みたいと考えながら不安を抱えて暮らしているのであれば、それを手助けするサービス(役所や民間の団体)を利用するのも一つの手だろう。

助け合いの精神が薄れてきた平成という時代にまさに町内会の存在意義も問われている。老婆の死を無駄にしないために一人一人が考えなければならぬ問題だ。

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京都帝國大學の挑戦 / 潮木守一(名古屋大学出版会)

2012年02月10日 | 書籍
「キャンパスの生態史 大学とは何だろう(昭和61年)」を読んだ私は潮木守一(昭和9年生)という学者に興味を持った。明治44年7月に東京帝国大学法科大学(当時は9月入学)を卒業した人が遺したノートから帝大における筆記学問の実態を検証する件が秀逸だった。

彼の力作と言われる「京都帝國大學の挑戦(昭和59年)」にも目を通したくなったのは自然であろう。私は大学生協書籍部を通して取り寄せることにした。東広島市で生活していた頃の話で、おそらく年号が平成に変わってまもない時だったと思う。

本が入荷するまで1ヶ月以上要したが、待っただけの甲斐があったと心から思えた内容だった。だからこそこの本は今も書斎に置かれている。簡単に中身について触れておこう。

京都帝国大学の創立は明治30(1897)年、法科大学(現在の法学部に相当)の開設は明治32年9月であった。東京帝大法科が高級官吏養成校としての色合いを増し学生に「暗記学問」を強いるのに対して後発の京都帝大法科は「自治自修自制の精神」を重んじ独自の路線を進もうとした。一時期3年制を導入し(東京帝大よりも卒業が1年早くなる)旧制高校の卒業生を集めることに成功したかのように見えたが、東京帝大と比べて高等文官試験合格率が著しく低いことを批判され始める。

官僚を目指すには京都帝大法科への進学は不利と判断する高校生が増え入学者は減少。独自路線は行き詰まり明治40年に東大の軍門に下ることになる。

潮木は結果的には失敗に終わった京都帝大法科の挑戦は非常に意味があったと最後にこう書いている。

 …京大の教授は…東大を前にして、敢えて、それに対抗する教育システムをもって、東大に挑戦しようとしたのである。
 たしかに彼らは、それまで…築き上げてきた京大独自の教育体制を、一旦は断念せざるを得ない立場に追いこまれた。しかし、彼らが企てた挑戦は、それで終わった訳ではない。彼らが身をもって、後世に示したのは、大学間の競争が大学の腐敗、退廃、おごりを防ぐうえで、いかに貴重であるかの一点である。
 …その後、大学教授が政府官僚のポストを兼任することは、なくなったが、「官」そのものは、さまざまな装いのもとに、多様化して、生き続けてきている。そのことを考えれば、彼らの提起した挑戦はいまだに終わっていないことになる。大学とは何をするところなのか、大学教授とはいかなる存在なのかは、依然として問いを残した課題だからである。
 創世記の京大法科をめぐって、このような事件のあったことは、いまや次第に人々の記憶のなかから消え去ろうとしている。考えてみれば、嚇々たる成功談は後世に語り継がれるが、圧殺に終わった悲劇は、あまり語り継がれることはない。その意味で人間の記憶とは自分勝手であり、歴史とはそれだけ無情である。しかしこうした自分勝手な人間の記憶に挑戦し、無情な歴史に敢えて反抗を試みるのは、後世に残された者の課題であろう。たしかに死者は語らない。しかし、後に残された者が懸命になって語りかけた時、死者はその重い口をわずかに開くことがある。そのわずかな期待が、著者をここまでつれてきた。果して死者の重い口を、どこまで開けることに成功したか。読者の批判を待ちたい。

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福山市・鞆の浦名産・手握りちくわ

2012年02月09日 | 食材
福山市鞆町の名産である手握りちくわ。ちくわは竹輪と書くように擂潰(らいかい)・味付けした白身魚の肉を細い竹筒の周りに握って成形し、回転させながら焼き上げる。

手握りちくわの主原料はタラやグチなどで高級品になると鯛も使用される。鞆のちくわの特徴は塩、卵白で魚肉をまとめるのでつなぎに大量の澱粉を加えた練り物とは違って弾力に富む。

関東の友人が「ラーメンは俺の口に合わないけど、このちくわはいいね。関東にはない味だよ」と言って褒めてくれたのを思い出す。夏場ちくわをつかんで豪快にかぶりつきビールを飲むのが備後流である。値段は様々だが、1本200円程度の商品が美味しいと思う。

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広島県福山市・鞆酒造株式会社の保命酒粕

2012年02月08日 | 食材
福山市の鞆の浦における土産物の代表格が保命酒である。これは味醂をベースとした薬味酒で御屠蘇のような甘みを持つ。

冒頭の画像は製造過程で発生する味醂粕を袋詰めにして鞆酒造が販売しているもの。一般的には甘酒にして飲むのだが、私はさいの目にカットしてお菓子として食べている。

保命酒粕をお茶菓子に

舌の上でゆっくり溶かしていくと深みのある甘さだということがよくわかる。粕の粒々感がまた面白い。最近では保命酒および粕を使ったスイーツが人気だとか。今週木曜日(9日)から開催される「第10回鞆・町並ひな祭」を見に来られる方にはおすすめしたい商品だ。

鞆酒造株式会社(保命酒屋)の商品・保命酒粕の説明

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自家製スルメイカの塩辛

2012年02月07日 | 食材
自家製イカの塩辛作りで重要なポイントは鮮度のよいものを買うことだ。スルメイカは安くて肝が美味しいので最適であろう。

私は刺身を取った残り(エンペラや端のかたい部分)を塩辛に使っている。塩をまぶして脱水した肝を裏ごしして酒を少量加えて身と和えるだけ。あとは冷蔵庫で好みの期間まで寝かせる。発酵が進むと濃厚な酒でも合う。

旨味の増した塩辛は最高の酒の友だ。調味料として炒め物にも利用できるのでイカを丸買いして作っておくと便利だ。

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多種多様な人間を集めて議論させることで組織は強くなる

2012年02月06日 | 日記
また表題と逆のことを続ければ組織は弱体化して腐敗が進行する。これは会社だけでなく象牙の塔、学校、町内会でも同じことが言える。

広島県の民放テレビ局を例として考えてみよう。最もまともな路線を走っているのが広島ホームテレビだ。あっぱれ!熟年ファイターズやJステーションなどは思想および紹介(一部の地域だけに集中せず)の偏りが少なくて問題提起した上で希望を抱かせるようにうまくまとめている。

ホームテレビはいい意味で他局に刺激を与えており、ライバルの広島テレビが最近健闘しているし、中国放送も昔と比べれば視点を広げて来ている。センスある他社から謙虚に学び自社の改善に努めるのは基本中の基本だ。

縁故関係重視でスタッフを集めてワンパターンの番組を量産して悦に入っている会社に希望はないと私は思う。雁首揃えて「屁~」を連発する、某局のレギュラー陣は毛並みの違う人間(彼らよりも遥かに優れたという意味)に深々と頭を下げて教えを乞うべきだ。同類と戯れていたのでは何時まで経っても進歩はない。

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大阪市西成区山王3丁目・現役の色街・飛田新地(その1)

2012年02月06日 | 
大阪市西成区山王3丁目に飛田新地はある。既に大勢の人が行き来していた。居酒屋の前を通り過ぎ飛田大門通に出る。

飛田大門通

夜景があまりにも美しいのでシャッターを切ったら駐車場前で交通整理をしていたガードマン風の男から注意を受けた。

「お客さん。写真撮影は止めてもらえますか」

「すまんのー。飛田(※料亭)は撮影禁止だったな」

私は素直に侘びを入れて垢抜けない男と少し立ち話をした。地理の疎さと独特のイントネーションから南国の出と思われた。男の助けを借りるまでもなく飛田で最も有名な建物はすぐに見つかった。

迎春と書かれた飛田新地の提灯

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過去を語らない者は恥部から目を逸らしているだけである

2012年02月05日 | 日記
今手がけていること長々と語る人に限って過去を疎かにしている。恥ずかしき過去を封印・抹消する身勝手な人間に私はこう言いたい。

『貴方の過去の所業が今の境遇を招いた。過去の失敗に目を背けていくら強がったところで誰も相手にはしない。上司だけでなく女房・子供にも冷たくされていないか。ワンパターンな行動で周囲の人間を白けさせていないか』

結局のところ、自分自身の至らなさを深く反省し歪んだ性格を少しずつ改めなければ何も良くはならない。若い頃に散々絆を断ち切っておいて歳をとったから「絆が大切だ」などと言い出すのは如何なものか。

団塊±10(最も愚かで恥知らずな世代)が年下から「自業自得」とか「因果応報」と非難されるのは尤もなのである。

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大阪市西成区山王1丁目で見つけた注意看板と落書き

2012年02月05日 | 
山王1丁目の旅館近くで発見した手作りの看板。「小便スルナ」というキツイ言い回しがいかにもニシナリらしい。活字を読んだだけでは理解不能な世界が大都市・大阪にもある。

住民が注意看板を取り付けなければならない理由が私にはよく分かる。初めてJR新今宮駅の南側を歩いた時(20代後半)は夏だったが、咄嗟に鼻をつまんだ記憶が未だに消えない。

大阪市西成区山王1丁目10-2の家の落書き

ワンちゃんのような落書きの方は全く意味不明。旅館の東の通りを南下するとちょうど海坊主の親方が白い高級車に乗って外出するところだった。横一列になって頭を下げる若衆。館前には独特のエンブレムが…全てを悟った旅人は足早に立ち去った。

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あっぱれ!熟年ファイターズ・昭和14年の地図で痕跡探し~広島市・十日市・土橋・舟入~

2012年02月04日 | 日記
本日のあっぱれ!熟年ファイターズ(広島ホームテレビ制作)は戦前の地図を手にして広島市中区の十日市・土橋・舟入界隈を訪ね歩く企画だった。野暮用で前半を見逃したのは残念だったが、舟入町の料亭・羽田別荘を紹介する場面には間に合った。

昭和14年の広島市の地図(あき書房による復刻)より小網町・舟入町(広島市西遊廓)辺りを拡大、まだ土橋電停から南へ路線がのびていないことが分かる

広島市西遊廓のすぐ南にあった料亭は原爆投下によって焼失。僅かに残ったトンネル(奥には女将の住まいなどがある)の映像から戦前の華やかな様子を振り返る手法が見事であった。羽田別荘少女歌劇団(ハダカゲキ 大正7年に誕生し昭和16年に解散)で踊っていた女性(91歳 唯一の生き証人)の証言を挟む辺りは流石だ。

彼女の話からは戦前を生きた人たちがどんなに窮屈な世の中になっても楽しみを見い出そうとしたことが伺える。「戦前≒暗黒の時代」では決してないことを視聴者にさり気なく伝えていた。

私は番組を見てJR福山駅周辺の活性化へのヒントがあるように思った。現在、駅前の空洞化を懸念する声があるのは事実だが、福山市民が中心となって打開策を見つければいい話である。例えば戦災を免れた建物や石碑を巡るツアーを企画して多くの人たちに関心を持ってもらう、藩校跡地にできた中央図書館・まなびの館ローズコムの蔵書、展示などをもっとPRする、新たな祭りの開催、など色々なアプローチで市外・県外からのお客さんを呼び込むことも重要だ。

リピーター(観光客)は戦前の町並みだけを期待してやって来るのではない。古さと新しさの組み合わせ(つまりバランス感覚)が勝負の鍵である。広島市同様に廃墟から立ち上がった苦難の歴史を考えれば、様々な知恵を結集して克服できる問題だろう。それだけのレベルが福山人にはある、傾斜地だらけの暑苦しくて香ばしい田舎町(頭塵虚臭のメッカw)で暮らさざるを得ない連中とは違って(笑)

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てんのじ村記念碑(大阪市西成区山王1丁目)を見上げる

2012年02月04日 | 
大阪市西成区太子1丁目から同区山王1丁目に入る。阪神高速松原線入口の東側に周りをフェンスで囲まれた大きな石碑が建っている。「上方演芸発祥之地 てんのじ村記念碑」と刻まれているようにかつてこの周辺には芸人が多く住み着いていた。

大阪市西成区山王1丁目の旅館

夜に見る石碑はどことなく不気味で近くで営業する旅館も独特の雰囲気を醸し出している。素泊まり2500円という価格設定はニシナリではごく普通である。

一般のビジネスホテルと比較すると激安の宿泊料金

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暗がりのJR大阪環状線・新今宮駅

2012年02月03日 | 
大阪市内に入ったのは既に夕暮れ時だった。JR大阪環状線に乗り換えて新今宮駅に降り立つ。外は真っ暗である。

「予定より2時間遅れか。俺としたことが。30分で終わらせなきゃ遅刻だ。とにかくやるしかないわ」

憂鬱な表情を浮かべた男は夜の街に飛び出した。緊張感は昼間の倍以上と言ってよい。国道43号を東に進む旅人のまばたきの回数は一気に増えた。

右手は西成区太子1丁目の香豆里(コズリー)珈琲館、左手は地下鉄御堂筋線・動物公園前駅の2番出口

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節分に食べるイワシ料理と言えば

2012年02月03日 | 食材
我が家ではずっと昔からイワシ(画像は解凍品で1匹130円程度)の塩焼きである。西日本ではイワシを焼くにおいで邪気を払うと言われている。

日本人がマイワシやカタクチイワシの生や加工品を食べて蛋白源を補給していた歴史を振り返る上でも節分は重要な儀式でもある。塩が適度にきいた魚肉で飯が進む。大根おろしをつけて口の中もさっぱり。久々のイワシを堪能した。

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