青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

本当の空を探して

2007年07月13日 23時53分22秒 | 日常
(写真:高山植物)

名前はシラネw

遅きに失した感もある先週の遠征レポなぞを。
つか、結局週中に更新出来なかった状況の俺の会社氏ねw
では、時系列ダイジェストで。

7月7日早朝4:00出発→5:30に都内某所にてグッピー氏捕獲→6:30にへんしうちょ捕獲(何度携帯に掛けても起きなかったw)→(R294・R408・R4)→東北道矢板IC8:30→郡山IC9:40→(R4・r30)→岳温泉→R459→道の駅つちゆ→土湯峠旧道。ここまでは予定通り。

●この日の磐梯吾妻
郡山では晴れていたんだが、岳温泉から登るに連れて周囲は霧の中。福島県中通りには濃霧注意報も出ていたらしい。予定では宿の近くの鬼面山と言う山に登る予定だったんだが、「こんな中で山登ってもねえ」と言う事で速攻山登りは中止にwいきなり午前11時に目的を失った我々、いきなり霧の中で途方に暮れる。
●それでもハイキング
霧の中でボケッとしていてもしょうがないので、とりあえず地図に載っていた「幕滝」と言う滝を見に行く事にする。遊歩道もあるらしい。山登りではないが、看板を見ると距離も700mなら大した事はないだろう。
鬱蒼としたブナ林の遊歩道を歩く。グッピー氏の背負い袋には「知床産(本人談)」のクマ避け鈴が付いており(笑)カラコロカラコロと音を立てる。「ほんの700m」とタカをくくっていたら、途中から沢へ降りる道は険しく早くも太ももにヨーグルトでも作るのかいと言わんばかりの乳酸がたまるのであったw運動不足やな~自分。
●幕滝
ゼイゼイ言いながら登った遊歩道のどんづまりに滝がありました。落差は30m程度かなあ?結構立派な滝で驚く。滝の本流に沿って周囲の岩の隙間からも地下水が噴出して小滝を形成しており、その水の清冽な事も驚くほどだ。
原生林の最奥から湧き出た水を満々と湛えた滝壺。通り抜ける風は涼しいを通り越して寒いくらい。一同大いにマイナスイオンを浴びる。
●ダウト
滝鑑賞を終えて駐車場に戻って来た我々。ただ、まだまだ昼の12時。宿に入るにはまだ早いので、磐梯吾妻スカイラインを走ることにする。料金1,570円。観光用とは言え、有料道路としてはかなり高額な部類に入ると思う。ただ、その景観は素晴らしいんですよ。浄土平の景色なんかは特にね…カネ払っても惜しくはないんだよね。
東日本で五指は分からんが十指には確実に入る名道の誉れも高き磐梯吾妻スカイライン。土湯峠は確かに霧が出てるけど、看板にはこう書いてありますしね。山の天気の変わりやすさからして、浄土平は霧が晴れてるんだろう。

浄土平到着。

……
福島県道路公社は今すぐ腹を切って死ぬべきである。

本日の途方に暮れるぱーと2。
霧の中でもぐもぐとコンビニの握り飯を食ふわれわれ。いとあはれ。
(タイトル:浄土平に行って来ました)

●今日のお宿
午後になって霧はさらに濃くなり、いよいよ追い詰められた我々はどうしようもないので宿に向かう事にした(笑)。土湯峠の旧道に看板が出ているので場所はすぐ分かった。前に来たことあるしね…

看板を見てグッピー氏が一言「高目で三色って感じだな」。
はて、その心は?

…それはリーウー待ちだろ!(笑)
と気付くのに若干の時間を要すw

突っ込みも弱々しく車は宿に続く砂利道を降りて行く。
程なく「赤湯温泉好山荘」に到着、時間は午後1時半と史上最速のチェックインだ(笑)。砂利の広場には重機が散乱していて、前回来た時も思ったのだが相変わらず工事現場の宿舎のよーな宿だw
見覚えのあるやる気のない番犬の黒いブルドッグと女将さん。ひっつめ髪ともんぺ姿が何となく戦時中を思わせる。通された部屋はもう7月だというのにコタツが入っていた。「もうしまおうと思ったんですけどねえ」と言っていたが。
へんしうちょは速攻テレビを付けてコタツでゴロリ。最近は多忙でお疲れの様子だから、好きなだけ寝るようです(笑)。まあ、こんな時間にチェックインしてする事もなきゃ、その選択肢は正しいかもしれない。元々保養のための湯治向けの宿だし。
コタツの上にはショウガせんべいが載っていた。何故か私の行く宿にはショウガせんべいが出る。

荷を降ろしてから、とりあえずカメラを持って宿の周りを散歩する事にした。へんしうちょはグーグーだが、自分は貧乏性だからアクティブにw
宿から続く土湯峠の遊歩道は、森の中の高層湿原を抜けてお隣の鷲倉温泉まで続いている。時期は過ぎてもうミズバショウは葉っぱばかりだったが、シーズンはきれいなものなんだろうね。湿原だけに原爆が落っこちたのを「仕方ない」と言った防衛庁長官が泣きながら出て来ると思ったのだが(笑)、ほどなく道はミルクのような霧のたなびくブナの原生林を突っ切るように山道になり、土湯峠へ向かう車道に出た。先ほど車で降りて来た砂利道を歩いて宿の前に戻る。

砂利の駐車場の先にある露天風呂に何やら人影があり、覗くとグッピー氏が入浴中

結構、みんな気ままだね(笑)。
それもまた良し。

続く。
コメント
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