青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

トライ&エラー

2009年07月27日 22時38分47秒 | 日常
(画像:S字で決めましょう)

大してネタもないので日曜日の続きでしばらくお茶を濁す。

撮影場所は渋沢~新松田間の第二菖蒲トンネル出口。ここは小田急線でもかなり有名な撮影スポットなんだが、短いトンネルを抜ける列車をS字カーブで切り取る、と言う一風変わった撮り方が出来る場所でもあります。

ってか鉄道を撮り始めて最初のうちはいちいちそんな事考えてなかったんだけど、最近は他の人の作例なんか参考にしてどーやったらきれいに上手に撮れるのかな~なんて試行錯誤しながらやってたりする。動きのあるものを構図の中でどう撮るか、そこらへんの詰め方なんかが面白いとこなんですけどね。ウン十万する機材を持っている訳ではないし、マシンガンみたいな連射が効くカメラでもないし、でっけえ三脚を立てて周りにオーラを撒き散らしながらゴリゴリに撮る訳でもないし、このジャンルには実に多くのハイアマチュアな方々がいらっしゃいますので、まあそんな先達さんたちに比べたら大したことはしてないのですが。

さて、この第二菖蒲トンネル出口をどう料理するか。
単純な一本棒で撮るよりも列車全体に動きが出るのがS字撮りの良さでもあるのだが、ここは短いトンネルを活かしつつ全体像を捕えるのがキモ。複線区間でも単線のトンネルが2個あって、なおかつ短いトンネルの向こう側が見通せる状況を活かしたい。
そうなると、ここの状況では「S字の先端のカープの上に先頭車両を引っ張り出してバンクをかけつつ、最後尾を単線トンネルの向こう側に収めて列車全体の躍動感を出す」と言う上記のような撮り方が正解な訳です(笑)。偉そうに言いましたが、ちょっと鉄道写真をかじった人ならここではこう撮るのがセオリーなんでしょうがね。

ちなみにこれは失敗例w
全体の収まりの感じと躍動感が上に比べると劣りますでしょ。
トンネルで車両を隠しつつS字を完成させるタイミングと言うのも難しいし、そもそも6両編成だと後ろが短すぎて構図の中でS字が完成しないので、この撮り方は10両編成の急行列車だけに使える技だと言う事も初めて知ったのだが。

まあこんな感じで、思うように撮れた時はそれなりの満足感があるものなんですよね。
コメント
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