(ここは小手指@小手指駅駅名票)
相変わらずあんまり体調は良くないんですが、騙し騙し週末は子供とブラブラ。日曜日はそぼ降る雨の中を引き続きスタンプラリーに駆り出されて参りました(笑)。近場はあらかた回ってしまったんで今回は埼玉方面を潰しに行ったんだが、まずは西武線のチェックポイントである小手指へ。なんか小手指って駅名はすごーく西武らしいと言うか、印象的ですよね。小さい手の指で小手指。なんでも昔々この辺りで戦があって、小手指の地名は武具である「篭手(こて)」にちなんでいるのだとか。
次のチェックポイントは西武球場前駅。小手指から西武球場前までは西所沢で狭山線に乗り換えればすぐなので訳もない話ではある。しかしながら特に何のイベントもない狭山線の運転間隔は長く、いたずらに寒い西所沢のホームで待たされる羽目になる。試合があればフル稼働の自動改札機の列と、試合終了後すぐにバンバンと上り電車を出せる3面6線の巨大ホームも極めて手持ち無沙汰。そぼ降る雨に濡れる線内折り返しの2000系4連と、色付き始めた狭山の木々。
西武球場前駅で2コ目のスタンプをぺったんこして西武線のミッションは終了なのだが、これで帰っては勿体ないのでお次は東武線。東武線のポイントは東上線の坂戸と東武博物館のある伊勢崎線の東向島にあって、そう簡単に取らせてはくれません(笑)。坂戸へ向かっては所沢から新宿線に乗り換え、本川越へ。正直所沢から先の新宿線ってろくすっぽ乗った事なかったから新鮮でした。新宿線が本川越の手前(脇田信号場)から単線になるのとか知らなかったw
本川越はJRとも東上線とも接続していない微妙な位置にあるので、川越市の駅まで子供と一緒に傘を差しながら歩くのがちょっとかったるい。10分くらいだったけど、雨も強かったから濡れてしまったよ。川越市は東上線の輸送上の分岐点でもあり、ここで折り返しの電車も結構ある。ただ、ホームが狭くてせせっこましい駅だなあと言う印象。快速の小川町行きに乗車し坂戸へ。乗った10030系の銘板を眺めていたら、東武御用達のアルナ工機じゃなくて富士重工製だった。電車で富士重工製って珍しいけど、確か富士重工って宇都宮の鶴田に鉄道車両を作る工場があった関係で、結構長い事富士重工から電車を買ってたんだよね。富士重工は元々中島飛行機の流れを汲む会社だから、中島の本拠地があった群馬の太田市ともども北関東を主力基盤とする東武とはゆかりが深いと言う事なのでしょう。
坂戸駅で今日3つ目のスタンプをぺったんこ。ここでお昼。駅から出るのも雨だし、と思っていたらコンコースに「ぎょうざの満州」があったので入ってみる。埼玉ではメジャーな中華のチェーン店で、NACK5とか聞いているとコマーシャルも良く耳にしますが入ってみるのは初めて。Wギョーザ定食は王将とかと比べると食べ応えのあるもっちりした皮のあっさり餃子で食べやすく美味しい。しかもギョーザ12個にスープとライスと漬物がついて500円ってめっちゃ安くないですか?
クルマを置いてある小手指までそのまま戻ってはつまらないので、坂戸から東武越生線に乗ってみる。越生線なんてこういう事でもないとまず乗らねーなー…東武の支線格にありがちなカニ目の改良8000系4連はワンマン運転。日曜の昼下がりの越生線なんてガラガラだろとか思ってたら、沿線に高校大学が多いせいで学生の利用がことのほか多いのはびっくり。「東京国際大学」とか言う良く知らない大学のでっかいキャンパスが目立ちましたが、こんな埼玉の片田舎で東京を名乗るとは笑止千万です。終点の越生で八高線と乗り換え。高麗川より北だからディーゼルでっせ。子供も初めてのキハ110にちょっとビックリ。ディーゼルカーも初めてだったかな?小海線でちょっと乗った事があったかな。
高麗川で電車の八高線へ乗り継ぎ。同じ線ですが電化非電化で別の路線みたいなもんなんで、接続で20分待ちになった。古くはここから専用線が伸びていた日本セメント埼玉工場への鉱石輸送、セメント輸送で関東でも有数の貨物取扱量を誇った高麗川駅の構内には未だに貨物取扱時代の詰所が残っています。セメント専貨を引っ張ったDD51がゴロゴロしていた往時を偲ぶように、架線柱には「正しい添乗」「身なりを正しく」「進路確認」などいかにも国鉄時代っぽい標語がそのままになっておりますね。
高麗川から東飯能、東飯能から西武線で飯能とちょこちょこ乗り継いで、飯能からは快速急行元町中華街行き。東急車の快急には「Shibuya Hikarie号」が充当されておりました…。こんなとっから横浜まで一本で帰れるんだね。今回のスタンプ集めはここまでなのですが、東京東部から千葉茨城方面にまだまだチェックポイントを残しております。この企画、とにかく回る範囲が広すぎて電車代かかるんだよなあ…
期日までに回れるのか?そして回るほどの価値があるのか?ちょっと子供に聞いてみたいw