青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

川間惜夏

2019年09月01日 23時00分00秒 | 小湊鐡道

 (案山子戯れ@上総川間)

早場米の田んぼに、一人で見張り番の案山子。オフロード用のバイクのヘルメットを被る姿が滑稽だ。ジリジリとした油照りに蒸し上げられた空気の中、川間の田んぼで物言わず番をしていた。農家の方々にお盆休みはないとお察ししますが、さすがに日中の農作業は命の危険に繋がるのか、この時間は人っ子一人姿はなかった。勿論趣味で線路っぱたに立つのもこう暑くては難儀な日であったんだけど、幸いにしてここはクルマを寄せれる撮影地。列車が接近するまではエアコンをガンガンに効かせたクルマの中で過ごしながら、牛久のコンビニで買ったパピコやクーリッシュをチューチューと口にしてひたすら体の中の熱を下げるのであった。

お盆を過ぎた川間の田んぼ。空だけは何となく秋の気配・・・?いやいや、まだまだ夏が優勢か。久し振りにPLフィルターを目一杯効かせて、彩度バリバリの空の青さをファインダーに取り込む。川間の駅を出て来た渓谷行きの下り列車。案山子一人が、行く夏を惜しむように通せんぼのポーズをしていました。

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