青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

台風過ぎて

2019年09月10日 23時00分00秒 | いすみ鉄道

(夷隅川渡渉@いすみ鉄道 城見ヶ丘~上総中川間)

関東を直撃した台風15号、日曜の夜半から月曜の朝にかけて東京湾を横断して抜けて行った。さすがに我が家も夜半は吹き付ける雨と風の轟音で度々眠りを妨げられたんだけど、どちらかと言えば翌朝の首都圏の交通大混乱のほうに辟易としてしまったなあ。JRの計画運休はあんまり関係なかったんだけど、相鉄は二俣川で線路脇の足場が崩れて架線が切れただの、小田急では藤沢で電気系統がヤラれただの、復旧見込みを立てても立てても被害状況の全容が掴めていないのか見込み時間がどんどん後ろずれして行く状態。クルマでヘタに動いても、家の周辺から鉄道の途絶による大渋滞。これはもうどうしようもないな、と判断して会社に一報を入れ、相鉄と小田急の動きを確認してから12時半くらいに出社したのだが、それでも乗換え各駅ではホームに入場規制がかかるなど、難儀な出勤でありました。

竹生い茂る夏の夷隅川をキハ28+52の急行列車がのんびりと渡って行く。今回の台風、進路の東側に当たる千葉県の被害状況が非常に大きいと聞く。暴風によって送電線や電信柱が倒壊したため、大規模な停電と断水が広域に発生しており、なかなか復旧されないようだ。この台風が過ぎても熱帯のうだるような空気が残り、関東は異常に蒸し暑い上の高温が続いていて、冷房冷蔵水道が使えないのは生活的にも死活問題と思う。停電の影響は当然のごとく鉄道にも影響を及ぼしており、この時点でも千葉以遠の銚子方面、房総方面の鉄道は動いていない。ディーゼルの小湊・いすみとて、電気が止まれば踏切も信号も動かない訳で、運行できるはずもない。被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、早期の復旧を記念したい次第である。

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