エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

露天風呂と雪見酒

2006-01-15 | 日々の生活
 久しぶりの暖かい日、雪片付けがはかどりました。
玄関前の踏み固まった雪(氷)を除きました。孫も愛犬もお手伝い。
 相変わらず、温泉を楽しんでいます。暮れは、柳津の月見ヶ丘で入り納め、1年間の汗を流し、お正月はサンピア温泉で1年の健康を祈念しながら暖まってきました。大手術から2年が過ぎ、お酒も少しづつ始めました。
健康第一で、少しの贅沢をしています。

今日のエッセイ
冬の贅沢

 私の冬の贅沢は雪見酒と雪の露天風呂だ。
 しんしんと降りしきる雪の中を、遠路、高郷村の温泉に車を走らせた。温泉行きはいつもストレス解消、自分にとって心を整理できる癒しの時間でもある。そして、大病後一年数ヶ月になる回復期の温泉巡りは大事なリハビリでもある。
 吹雪の中、頭に手ぬぐいを乗せて露天風呂に浸かった。自由に入浴を楽しめるほどに健康を取り戻した喜びを改めてかみしめた。休憩室で横になり、本を読んだりあれこれ思いを巡らし、自分の時間をゆったり堪能すことができた。温泉客は思い思いに漬物や煮染めなどを持ち込み、お茶飲み話に花を咲かせていた。
 最近、ドクターストップで忘れていたお酒を静かに楽しんでいる。今の時期のもう一つの贅沢は雪見酒、平安時代から続く雪を楽しむ風流な文化だと思う。これからも日々身体を気遣いながら、ほど遠からぬ春には元気で花見酒を楽しみたいと思っている。