エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

退院しました。

2007-05-08 | 健康
              【帰宅を首を長くして待っていた 愛犬ラック】

連休中の約1週間の入院だった。久々の入院、そして今日家に戻り、あらためて取り戻した健康と、平凡な普通の生活が一番だと思っている。
 
 少しふらつきながら庭を眺めた。見るものすべてが輝いている。満開のドウダンに、クマバチが羽音を響かせホバリングしている。春のいのちの躍動を見た。しばらく見ないうちに、庭の緑はすっかり成長した。つぼみだったリュウキュウツツジが咲き始めていた。スズランやマイズルソウも明日は花開くだろう。
裏庭からケーンケーンと鳴き声が! 退院祝いに庭にキジが駆けつけてくれた。



 連休中に案の定、熱が出てしまった。この素晴らしい季節、連休中はなるべく医者にはかかりたくないと思っていたが、今回は40.8℃の高熱、薬で様子を見ていたが、不安になり病院へ行った。案の定、即入院となった。
 いつもの炎症だと思ったが、月1,2度の発熱、微熱とは違った。4月に入りほとんど毎週、頻繁に熱に悩まされて不安はつのっていた。
入院は慣れたものだが、辛いのは身体を動かせないこと、自由に庭を眺められないことと、ラックとの散歩ができないことだ。すがすがしい緑の連休を楽しみたかったが、仕方ない。3年前、復職した年の5月の連休、同じような症状で体調悪く入院してしまったことを思い出した。
 でも連休も、その意義は実は忙中の閑であればだろう。日々が連休の生活であれば、早く元気になって、またいつものように静かに庭のみどりを眺め、巡ったこの季節の1日1日を楽しむことができる。この機会にあらためて自分の位置を確かめ、日々の生活をふり返る、何をなすべきか心の整理をしようと思った。数冊の本を持参した。パソコンも。ラジオと手帳を枕元に置き、しばらくの体力回復を図りたい。ホテルでの休養くらいに考えると気分がやすらいだ。
 絶食、点滴で熱は治まった。根本的な解決は無理でも、とりあえず今回の回復を万全にしてまた再スタートしたい。あれからもう4年目に入った。また手術は嫌だなどと、これからの健康、不安を考えればキリがない。前向きに過ごしていこうと思っている。

 一足先に家に戻ったが、病室には一人身体を横たえ、辛い時間を過ごしている人がいる。皆さんの早い回復と退院をこころから祈っている。

 入院中、ブログ仲間の皆さんからお見舞いをいただき有難うございました。また、無理をしない程度にブログを書きはじめます。宜しくお願い致します。