エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

一抹の不安

2009-07-01 | 日々の生活
 今朝は、いつになく静かなときが流れている。
 久々に庭の緑を濡らしながら降る梅雨の雨を眺めている。

 目に入れても痛くない孫たちとの日々のふれあいが、この上なく嬉しい。
孫たちの純真なしぐさを見るにつけ、幸せな日々が続いて欲しいと思うが、一抹の不安がよぎる。孫たちの将来への漠然とした思いだ。どんな社会になるのだろうか、これから波乱の人生?を送らなければならない孫たちを思うと多少かわいそうにも思える。

孫たちを見つめながら、一世代前、我々が子どもであったころの父母の生活、そして老いた父母の思いを想像した。激動の大正、昭和を生き抜いた、今は亡き父や母、先人の人生を思った。 日本中が貧しかった子どものころ、そしてその後の豊かな社会、平和すぎる社会に生かされた自分を・・・。
 今の激動の世界の有様、日本の政治の現状、めまぐるしい社会の変化などに憂いを覚え、どうしようもないいらだちすら覚えることがある。

いつまでもこんなのどかな、幸せな生活が続くはずはない。間違いのない自分の老いを意識しつつ、せめてしばらくの間健康でありたいと思っている。

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