エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

KJ法

2009-07-10 | 教育を考える


今朝、新聞で文化人類学者の川喜田二郎先生の訃報に接した。
 氏の著書「発想法」「続・発想法」「可能性の探検」「チームワーク」などはいつも座右にあった。そして、氏により提唱された創造的な問題解決技法であるKJ法は、いつも私の思考を助けてくれるツールであった。
 知育偏重の時代から、生きる力を重視する教育への変換時期に、私は種々の場面でKJ法を一つの教材として位置づけ実践した。

 KJ法は、いろいろな側面からもたらされる点的な情報を、より論理的な線的な情報に変える一つの問題解決の技法である。また、異質なデータ・情報を統合することによって、新しい発想・アイディアを生むことのできる奥の深い方法論であり、それは、教職にあり「創造性の涵養」をテーマにしていた私にとって、高校生たちに生き生きした主体的な参画意欲、チームワーク、物の見方、考え方を培うことができる一つの思想でもあった。

 今、データを書き込んだカードを並べ替えた昔の光景が浮かんでくる。
 KJ法から教えられた幾多の全人格的な理念を思いながら、KJ法に出会ったことに感謝しつつ、先生のご冥福を祈りたい。


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