エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

豆まき、そして立春

2011-02-04 | Weblog
【麗しの磐梯 2011.2.3 p.m.3:00 2Fから】
きのうは節分、久々に晴れ渡り、磐梯が麗しい姿を見せた。


【 2011.2.3 p.m.3:00 】

 夕食前に、孫たちと一緒に豆まきをした。
  「鬼は外~! 福は内~!」それぞれに広告の紙で折った枡に沢山の殻付きの落花生を入れて、力一杯撒いて回った。
 2階の奥の部屋から順番に豆をまいた。孫たちは元気に撒いた先から拾い集めて歩いた。
 萌ちゃんが真っ暗な寝室へ入ったとたん、事件は起こった。
 大きな悲鳴を上げて転がり出てきたのだ。一瞬、何事が起きたかと驚いた。
後から続いた武くんも、逃げてきた萌ちゃんに突き飛ばされて転んだ。
中から「ごめん、ごめん」と、青鬼のお面をかぶったばあちゃんが出てきた。
萌香ちゃんが幼稚園で作ってきたお面をかぶって。本当に驚いたが、おばちゃんの言い訳は、電気を付ける前に萌ちゃんが入ってきたから・・・と。
 気を取り直して、廊下、階段、玄関、台所、洗面所、応接間、最後に居間と、大きな声で豆をまいた。これですっかり厄をはらえただろう。
 豆まきのあと、お夕飯は「福を巻く」と言うことで手巻き寿司だった。
 思い思いに、大きい海苔、小さい海苔にご飯をのせ、いろいろな具を巻いて頬張った。
 談笑しながらのおいしい夕食、「みんなの鬼は何だろう」に、孫たちは「怒りっぽい鬼」「泣き虫鬼」「わががま鬼」などと話していた。
 我が心中にもたくさんの鬼がいると思った。
 床の間には「難破心中之賊」の掛け軸が掛かっている。
 改めて、人に言えないたくさんの鬼を少しづつ退治したいと思った。
(参)拙ブログ 「叔父の掛け軸」2007.2.5)
 http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/7a7b9e6883cfaafd727e85570d7ced78

一夜明けて、今日は春、午前中は予報は外れ、時々細かい雪が降った。
立春とはいえまだまだ寒く、午後は陽が差したが庭の温度計は終日氷点下だった。
 夕方、庭のうずたかい雪の山の向こうに赤い陽が沈もうとしていた。


【 2011.2.4 p.m.4:30 】


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