エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

うず高き残雪に春輝けり

2011-02-24 | Weblog
【快晴 朝7時40分 2Fから】

 まだまだ朝の冷え込みは厳しく、零下7℃まで下がった。でも、今日日中は初めて10℃を超えた。
 明日は雪も降りそうだが、週間予報にも、曇りや傘マークも現れた。そろそろ三寒四温という言葉が出てくるだろう。
 ようやく春の訪れ、まさに春うららといったところ。
 雪を踏みつけて厚く凍っている前庭の氷をスコップで砕いた。
厚いところは約10センチもあった。放っておいてもあと数日で溶けそうだが、朝方はすっかり凍って滑りやすいし、
また、少し身体を動かしたいところだ。

 10時を待って、妻に頼まれ液体洗剤を買いに量販店へ行った。
 洗濯の仕方にもよるのだろうが、最近、洗った洗濯物に溶けなかった洗剤が白く付いていることがあったようだ。
なるほど、冬期間は水温が低く洗剤が溶けにくいからかと思ったが、店内の洗剤コーナーを見てびっくり、
なんと驚くほどのスペースで沢山のメーカーの液体洗剤が並んでいた。
妻は迷わず「花王のニュービーズジェル」を手に取った。
 かつて研究所に勤務、新製品の開発にも携わったこともあったので、いつも花王製品を愛用している。
その場で洗剤の成分表示を見たら、成分は同じだが、界面活性剤濃度が粉末は17%、液体は倍の33%だった。
 家に戻りネットで調べたらうなずけた。、妻も最近使い始めたようだが、衣料用洗剤市場ではどうも昨年夏あたりから
粉末から液体へと主役交代が起きたようだ。
「泡切れがよくすすぎの回数を減らせるため、節水・節電につながる点が支持された」とは、花王の話だ。
今後、洗剤の液体化がより加速されるだろうと思った。
世の中、生活用品もどんどん変化していることをあらためて実感した。

 3時半に帰ってきた孫の武琉に悲しい知らせをした。
自分の金魚と決めていた大きなしぶん金魚が死んでしまったのだ。
一週間ばかり前からちょっと様子がおかしく、数日前からは水槽の底の方でほとんど動かなくなっていた。
今朝のぞいたら身体を斜めにして口も動かさなくなっていた。さぞ辛かったことだろう。
武琉の帰りを待ち、一緒に植木鉢の土に埋めた。
雪が消えたら庭のラックの横にお墓を作ってやろう。
慈しみ育てた生きものの死はことさら辛い。
ようやく水温む季節を迎えると言うのに 、かわいそうなことをした。

 今日も、たいした話題もなく、平々凡々とした一日が暮れた。


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