エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

初めてのスケート

2011-02-28 | Weblog

このところの日曜日、孫の機嫌取りが続いている。
 孫たちには初めてのスケートをしに、磐梯熱海へ連れて行った。
 昔、千石町にあったスケート場は既に無くなり久しい。
もう30年も前には、学校のホームルームに生徒を連れて行ったり、町内の子供会でも行ったことがあった。
その後、神指の温泉施設にもしばらく併設されていたが、最近これもなくなった。
 フィギィアースケート人気もテレビの世界のようだ。

 午後から、折角なので下道を走り、長浜でハクチョウやカモと遊んだ。
北帰行が始まったのだろう、水鳥たちも大分少なくなったようだった。







 熱海に二つある、郡山アイススケート場は屋外リンク、隣のユラックス熱海の郡山アイスアリーナは屋内だ。
いい日が当たっていたが、風が強いので屋内に入った。
 靴を借りて孫たちは初めてのスケートリンクに立った。
 孫たちのはじめの一歩はどんな気持ちだったろうか。
 立ち方や滑り方を簡単に話したが、論より実践、子どもたちはそれなりに滑り始めた。
約2時間、飽きることなく滑った。孫たちが、あっけなく上手に滑れるようになり驚いた。



 スケート場で借りた靴を履きながら、あのスピードスケート用の刃の長い靴は、以来どこにいてしまったのだろうか。
 あったか無かったかわからない記憶がよみがえった。
もう45年くらい昔の話。大学生活が始まった初めての信州の厳しい冬の遊びはスキーだったが、たまたま訪ねた友達の下宿の裏に全面結氷した常田池があった。
夜間、地域の子どもたちがスケートを楽しんでいた。中には自転車を乗り入れる馬鹿な大学生もいた。
そこで初めて滑ったスケートだったが、何回か滑るうちにスケート靴を買って、何シーズンか滑った思い出がある。

 大分滑ったが、孫たちは二人ともかかとの上に豆ができはじめていた。ひどくならないうちにとなだめて、初めてのスケートを終えた。
すっかり楽しそうだったので、また近いうちに来てやろうと思った。
 大人は寒いくらいだったが、孫たちはスキーウエア、ヘルメットもあってか、かなり汗をかいていた。
おあつらえ向き、隣のユラックスでゆっくり温泉に浸かった。
 また遊び歩いた日曜日、大分疲れたが、孫たちの笑顔が嬉しかった。