庭から高校生の明るい躍動が聞こえてくる
ソフトボールの高体連の予選だろうか
心からの喜びあふれる声援、
今青春のただ中にある若人の血潮が静寂にこだまする
確かにあった我が青春
それは,いつしかつかの間に過ぎていった
若かりしころが浮かんで しきりに昔が懐かしい
日頃見つめていた部活動の賑やかなかけ声が
いまこの張り詰めた対戦に収斂する
出来ることなら若いときに戻りたい
あたらしい画用紙に、もう一度すべてを画き直してみたい
我が身老いれば
時が、かつて意識したことのない速さで流れて行く
つかの間の人生を、時の流れを見つめた。
(2011.6.5)