きのう21日、会津も梅雨入りした。
雨が降らないので、このまま梅雨がないのかと心配していたが、東北南部では平年より9日、昨年より7日遅いとのこと。
梅雨入りと言われても、今日は朝からいい天気、庭にホシミスジが2頭で仲良く舞い始めた。
【嬉しそうに飛ぶホシミスジ】
明日からは梅雨らしい天気が続くというので、いつもの日課で里山へ出かけた。
家から10分、猪苗代湖からの清流の小川沿いに田が広がり、稲もしっかり根を張ったようだ。
小川沿いの畦を歩くと所々にノアザミがきれいに咲いている。
ウラギンヒョウモンが無心に蜜を吸っていた。
アザミの蝶は絵になる美しいパターンだ。
また、ヒョウモンチョウはスミレを探しているだろうか、さかんに低空で舞っている。
【ウラギンヒョウモン】
草むらからハラビロトンボやヤマサナエが飛び出した。
シオヤトンボやヨツボシトンボに代わりシオカラトンボも出始めた。
【ハラビロトンボ 未成熟♀】
【シオカラトンボ ♂】
【シオカラトンボ ♀】
いつものポイントでは、すっかり伸びたヨモギの間をアマゴイルリトンボが追いかけっこしていた。
エゾイトトンボ、オゼイトトンボもいるが、多少環境の好みがあるようだ。
【アマゴイルリトンボ ♂】
【小川をホバリング】
【オゼイトトンボ ♂】
【オゼイトトンボの産卵】
【クロイトトンボ ♂】
今日初めて会えたのは、ヤマサナエ、アカシジミ、ショウジョウトンボだった。
【ヤマサナエ】
【ショウジョウトンボ ♂】
【ショウジョウトンボ ♀】
アカシジミがミズナラの枝から足下のササに下りた。
羽化したばかりの橙色の鱗粉がまぶしいくらい美しかった。
そろそろゼフィルスの季節だ。
【アカシジミ】
学生のころ、クヌギ林でウラナミアカシジミの飛翔活動を研究を手伝ったことがあった。
ゼフは夕方になると飛び始めるが、それは照度の急激な変化に触発され飛び交うことがわかった。
昔、信州で見たミドリシジミ類の輝く乱舞をもう一度見てみたいと思う。
今日は夏至、若松でも30度を超えた。