エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

「妙好人」

2012-07-12 | Weblog

ブログ「京の辻から」で「妙好人」を知った。 
  http://blog.goo.ne.jp/kyoto-10nen/e/1febcc16b0486d03562db99511296818

  龍谷大学で開催されている企画展を見てのエッセイだが、初めて聞く言葉だった。

そこには「妙好人」に関わる鈴木大拙、柳宗悦、さらには金子みすヾ、中村久子等の名前が・・・。

  このところ、町内の雑用に気忙しく、雨降りが続いて里山へも行けず、なかなか自分の心を見つめることがなかった。

 ブログ「妙好人」は、いい機会だった。これらの人たち一人ひとりにもう一度向き合ってみたいと思った。

 教わったサイト「龍谷大学 人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センター」  http://buddhism-orc.ryukoku.ac.jp/activity/display/unit3/ 、には

 研究展示「妙好人における死生観と超越」の紹介があった。  代表的な念仏者である妙好人の信仰と実践に関する7名の妙好人が取り上げられていた。

  また、よく知らなかった龍谷大学のサイトを覗くと、浄土真宗の精神にもとづく大学で、

 建学の精神には 《 真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする 》とあった。

 そして、親鸞聖人の生き方を指針として、
  「  すべてのいのちを大切にする「平等」の精神
     真実を求め真実に生きる「自立」の精神
      常にわが身をかえりみる「内省」の精神
      生かされていることへの「感謝」の精神
      人類の対話と共存を願う「平和」の精神    」 を求めるとあった。

 ウィキペディアには、《 妙好人(みょうこうにん)とは、浄土教の篤信者、特に浄土真宗の在俗の篤信者を指す語である。

                           ・・・もっぱらその言行をもって周囲から尊称された人物とも言える。》とある。

  また、司馬遼太郎が「街道をゆく」因幡・伯耆のみちで、”因幡の源左”について書いていた。

              《 妙好人というのは、禅でいう悟りの境地を得た人のいわば”民芸版”と言うべき精神の人のことである。・・・

               禅を世界に紹介した鈴木大拙博士が、知識人として最初に妙好人に注目した人だが、柳宗悦もまた妙好人を彼の美学的世界に取り入れた。・・・ 》と。

 後日、展示会での資料を大学に照会してみた。

 本日、同センターから立派な資料が届いた。展示のすべてが載っている素晴らしい資料だった。

 知らなかった「妙好人」について、そして取り上げられた7人の生き方は、しばし忘れていた信仰心、これからの生き方など、自分の心を見つめる機会になった。

 

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