昨夜、遅い夕食にヒグラシの初鳴きを聞いた。
今年も懐かしい季節が訪れた。なぜか朝夕に聞くヒグラシの声は郷愁を感じる。
今朝方も、白々明ける午前4時少し前、たどたどしいヒグラシのか細い声が聞こえた。
これから、幾たびもこの懐かしい鳴き声を聞きながら夏が過ぎていくのだろう。
孫と短大図書館へ自転車で向かうと、道路にトンボの死骸を見つけた。
コオニヤンマかと思いきや、金属色の美しい輝き、ときどき目の前を人なつっこげに飛んでいるコヤマトンボだと直感した。
複眼の輝き はエゾトンボ科の特徴だ。顔に一本の黄色い横線がある。碧眼の美しいこと、胸の輝きもきれいだ。
動かない死骸を持ち帰り、写真を撮って葬ってあげた。
車にはねられたのだろう。胸の黄色線の近くに痛々しい傷が見えた。腹部の5,6節当たりが折れている。かわいそうだ。
最近出版された「日本のトンボ」を購入した。欲しかったトンボの図鑑で、早速調べてみるといろいろ楽しく理解できた。
顔面は黄色条が1本、♂の腹部先端の形状からもオオヤマトンボとの区別が分かった。
雑用に追われ、なかなかトンボ池をのぞけないでいるが、そろそろチョウトンボが出ているのではないだろうか。