♂ ♀
今年もチョウトンボに会う。
ひらひらチョウのように舞っているが、ギンヤンマに追いかけられたり、仲間が近づくと勢いよく追いかける。
その飛翔は驚きの敏捷さだ。言ってみればシロチョウが急にタテハやセセリチョウの飛び方に変わるよう。
曇り空に、いつもの輝きは見られなかった。
池に突き出た枯れ枝や水草の葉の先に止まり、わずかに吹き来る風にバランスを取っている。
黒ぽいメスが、打水産卵を繰り返していた。
池には、他にショウジョウトンボ、キイトトンボ、クロイトトンボなど、目の覚める黄色い縞はコオニヤンマだ。
連結しながら産卵するギンヤンマを遠くから望遠で狙った。トンボの個体数はいずれも少なかった。
まだ陽が高いが、薄暗い曇り空に蜩が一斉に鳴いた。
コオニヤンマ ショウジョウトンボ
アジサイにハグロトンボ♂ オオシオカラトンボ♂
ギンヤンマの産卵
アマゴイの里へ回ると、もうアマゴイルリトンボは姿を消していた。わずかにモノサシトンボ、モートンイトトンボが飛んでいた。
♂ ♀未成熟
シオカラトンボは、いつものように単独で産卵しているメスを見守るように、オスがホバリングしていた。
シオカラトンボの交尾 水辺のオモダカの花が咲いていた
ミソハギ も ヤブカンゾウも
久々に里山へ、いよいよ夏本番だが、特に理由はないが何となく短い夏を予感した。
これから1ヶ月、秋口に今年もマダラナニワトンボを待ちたいと思っている。