【 美しい オオルリボシヤンマ】
何十年ぶりかで、青木山の麓へ行ってみた。きのう、孫がガールスカウトの野外活動で行ったら池がありトンボがいっぱい飛んでいたと教えてくれた。
記憶にない小さい池には睡蓮が咲いていた。大きいコイもいたので、トンボは駄目かと思っが、キトンボ、オオルリボシヤンマが飛び交っていた。
曇り空だったが、オオルリボシヤンマの斑紋がとても美しく感じた。しばらく池の畔でホバリングするオオルリボシを撮った。♀の斑紋は緑と青色の2型があるが、ここでは緑は見かけなかった。
オオルリボシヤンマ
我ながら良い写真が撮れた。 キトンボ
マユタテアカネの交尾 アキアカネ
モンシロチョウ ミゾソバにイチモンジセセリ
池のまわりの桜の木で新しい発見をした。地上5,6mのサクラの枝、紅葉が始まった葉に一頭のオオウラギンスジヒョウモンがさかんに産卵していたのだ。
オオウラギンスジヒョウモン ウラギンヒョウモン
以前、ミドリヒョウモンが公園の背の低いニシキギの葉に産卵しているのを見かけ、不思議に思ったことがあった。でも、里山へ行くと、今の時期ウラギンヒョウモンが地面に近い草や枯れ草、土の上などところ構わずに産卵している光景に出会う。近くにスミレの仲間があるのか心配だが、そんな習性があるのだ。とすると、サクラの葉でもいい、やがてその葉は散って地面に落ち、雪の中で冬を越すのだ。ヒョウモンの仲間は皆そうなのだろうか。
図鑑によると、一頭の雌が産む卵は、ウラギンヒョウモンで最大381個、オオウラギンスジヒョウモンが1503卵、オオウラギンヒョウモンでは何と2589卵とあった。種によって違うが、春になり、そのうち何頭が食草にたどり着くことが出来るのだろうか。どのようにして、そんな産卵方法を取るようになったのだろうか興味深い。