あちらこちらでカマキリの卵が見られるようになった。
我が家近くの路傍のヨモギに茎で産卵中のオオカマキリを見つけた。
逆さになって、茎を中足と後足でしっかりかんで産卵していた。
孵化する様子は見たことがあったが、産卵風景は初めて見ることができた。
折しも風が吹いていて、撮影には苦慮したが、観察しながら産卵中の全身を撮った。
中の卵の泡は、よく眼にする褐色ではなく真っ白だ。
カマキリのお腹はぱんぱんに膨らんで、産卵管の脇には細いひげのような物が一対あり、ときどき動かしていて、泡を掻いているようにも見えた。実際には何の働きがあるのだろうか。図鑑で見ると尾毛とか尾角とあった。
産塊はなかなか大きくならず、時間がかかりそうだ。
時間をおいて覗くと、少し大きくなったようだ。そして卵塊の上の方は心持ち茶っぽくなったように見えた。
産んでいたのは草丈30cmほどのところ、大雪の時は高いところに産むと言われるが、そんなことはないようだ。でも、雪が少ないのかカマキリに聞いてみたいと思った。