エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

森で遊ぶ

2013-06-08 | 自然観察

朝方までの久しぶりの雨降りで庭のみどりも生き生きしていた。

 

 

萌ちゃんが学校へ持って行ったアゲハの幼虫を花ビンで観察している。食べ残して乾燥した葉を取り除き、山椒の柔らかそうな枝を取り替える。じいの朝の日課になった。

脱皮して成長する過程で、何度か教室へ持って行くことになっている。大分大きくなった。

 

 

今日は、月曜に準備作業をした「森で遊ぼう」の第2回目があった。

朝起きて雨具が必要か心配したが、晴れ間が見えてきた。

なんとか8時半の集合に間に合った。実は9時の集合とばかり思い込み、大事な弁当を忘れてしまった。それも、真チャンが追いかけて届けてくれるまで分からないでいた。

金堀の「市民と共生の森」広場では、受付を済ませた子供たちが三々五々ビオトープをのぞき込んでいた。

集合、開会式、諸注意、準備体操を済ませ、林どうの自然観察に出発! 青空が広がった。

 準備体操、今日の参加子供23名、保護者10名だった。

リーダーのHoさんにくっついて子供たちと気持ちいい林の中を歩いた。

 

 

途中、いろいろな山の自然や植物の解説をするが、小学生を相手に話すことはなかなか難しいものだ。

いろいろ教えたいが、まだまだ分からないことが多いことに気づく。

約2キロのコース、ある程度の解説メニューを自分なりに考えてはいたが、ベテランのHonさんにお任せだった。

子供たちが興味を持ったのは、ササの葉で笛を吹く、舟を造る、またフキでコップを作るなどの遊びだった。

何度も笹の舟を造り、小川に流して追いかける。笹を工夫して吹いた。

は~るかむかし、自分にも純真に没頭する子供の時代があったのだろうか。

短い距離だったが、子供たちにはそれぞれに自然を肌で感じた、たっぷりの時間だったことだろう。

広場に戻り少し早い昼食。午後はちまきづくり体験だ。

金堀の婦人部の皆さんには、笹の葉、お米、スゲの紐まきの材料、さらに全員分のお土産の完成ちまきまで準備いただき、感謝!感謝!です。

初めてのちまき作り、紐の巻き方を何度も教わって、お持ち帰りのちまきを作った楽しい体験実習だった。

一転にわかにかき曇り、雨が降り始めた。予定の時間を繰り上げて閉会となった。

   

 フリーになったあと、一人で飯盛山までの旧道を歩いてみた。そこは猪苗代の十六橋から飯盛までの8,8キロが白虎隊の足跡をたどる新奥の細道となっていた。

金堀山の脇、峠の頂上に会津藩士の「戦死十八人墓」があり、お参りした。お墓の前に活発なチョウが舞いマーガレットの花の裏に止まって蜜を吸い始めた。

  トラフシジミ

静かな山間をウスバシロチョウが舞っていた。

そこから、途中石畳の道がある林道は通行止め、脇には「熊出没注意!」の看板があった。

いつか不動滝までの道を歩いてみたいと思っている。