D地点にヒメシロチョウを見に行った。3化のヒメシロチョウも姿を消したようだ。
お米の刈り取りの済んだ田圃の土手に、ツルフジバカマを探した。終令幼虫を数頭確認した。
もう食草が刈り取られることはない。霜の来る前に、無事に蛹化して欲しいと願った。
ブログの記録から、今年のヒメシロチョウの生息の様子を振り返ってみた。
○「待っていたヒメシロチョウを初見」2013-04-25
春型(第1化)昨年とほぼ同じ時期の発生
羽化したてのヒメシロチョウが風をよけて止まっていた。この狭い範囲だけに棲息しているヒメシロチョウを今後も保護しなければならない。
○「キビタキ」2013-05-05
ヒメシロチョウの様子を見ながら,久々の春の里山を巡った。田起こしが始まった田園、静かな山里で愛おしいか弱きヒメシロチョウと遊んだ。まだ芽を出さないツルフジバカマを探しているのだろうか、吹く風を除けながら,スミレやヒメオドリコソウ、カキドオシの花に吸蜜していた。
○「たおやかに舞う ウスバシロチョウ」2013-05-17
だんだん春型の終わりの時期か、なんとなく弱々しく見える。
○「夏の訪れ 新しい仲間たち」2013-06-01
もうヒメシロチョウはいない。数日前までヒメシロチョウが産卵を繰り返していた田の土手はすっかり草が刈られていた。寂しいことだ。
○「ヒメシロチョウ 第2化」 2013-07-20
梅雨らしい雨降りが続いた。久々の晴れ間に、ヒメシロチョウの第2化を見に出かけた。
○「ヒメシロチョウ3化 初秋の里山」2013-08-27
第3化の数頭が盛んに産卵していた。だんだんの田の土手で、風に流されながらツルフジバカマを前脚で確認しながら・・・。
○ 「夏から秋へ アジアイトトンボ」 2013-09-07
田んぼの土手は相変わらずきれいに刈り取られていたが、田んぼから離れたツルフジバカマに5,6頭が弱々しく舞い産卵していた。
今年もなんとか生息を確認してきた。
きわめて狭い生息環境だ。この厳しい環境にある楽園でも、数年先の生息は保証できない。
何らかの手を打たなければ、市内のヒメシロチョウは絶滅してしまうだろう。