市の植樹祭に参加した。「植樹祭」 名称はよく聞いていたが、初めての参加だ。
今年度のテーマは 国土緑化運動標語 「今植えた 木々が未来へ 夢運ぶ」 今年25年度は62回植樹祭とあった。
目的には、「緑化の重要性を認識し、緑化思想の高揚と市民生活の向上に寄与」とある。
参加者は、小学校の「みどりの少年団」や関係団体・企業などから約100人、ほとんどが招待者と思われた。
みんなで金堀地区の市有林に杉苗を450本植えた。
47年経ったアカマツ人工林が伐採され、そのあとのきれいに整えられ斜面に、県の林業研究センターで研究された「花粉の少ないスギ」苗を一人5~6本ずつ植えた。
市長の挨拶によると、「伐採された松は木質バイオマス燃料に利用され、循環型社会の構築に寄与することになる」とのことだった。
植栽方法の一端を体験できた。あらためて、森林づくりや木材の利用などについてなど、いろいろ考えてみたい。
表彰伝達 「みどりの奨励賞」川南小
「ホタルの里」緑の少年団
台風のあとで心配されたが、最高の植樹祭日和、秋晴れに始まった木々の紅葉がきれいだった。
帰りに記念樹としてヤマブキの苗をいただいた。
帰路、里山を巡ってきた。いよいよトンボの季節も終わりだ。日だまりにアキアカネ、ノシメトンボが止まっている。
アキアカネ♂ノシメトンボ♂
静かな水辺では数ペアのキトンボがが連結して打水産卵を繰り返していた。
キトンボ
遠くにカモが3匹、ホシハジロのようだ。これからどんどん渡ってくるのだろう。
キタテハの影がおもしろい。 オツネントンボ
昨日の強風で打ち寄せられたのだろう。いいあんばいに剝けたクルミが沢山浮かんでいた。いただいてきた。
穏やかな秋の里山に、ついこの前まで繰り返されたチョウやトンボの元気に飛び回る姿がよみがえってきた。
「山の淋しい 湖に~
ひとり来たのも 悲しい心
胸のいたみに 耐えかねて~ ・・・・」
ふと、無為に過ぎゆく日々ではなかったのか?、いつもの思いが湧いてきた。
こんなことをしていていいのだろうか・・・・と。