エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

野生生物保護サポーターの研修

2014-08-09 | 環境問題

 

   裏磐梯で、野生生物保護サポーターの研修があった。
研修は、福島レッドリストの見直し調査に関わる内容で、サポーター制度をあらためて知った。会津若松近辺のチョウやトンボについては、生息状況をいくらか報告できると思う。

午後からの研修に先立って、午前中は環境省の主催する「オオハンゴンソウ防除活動」に参加した。参加者は約70名がビジターセンター前に集合した。

    

 スコップを持参したが、丁寧に垂直に引っ張ると、根は短めで比較的簡単に抜くことが出来た。
 曇り空の高原の午前は比較的涼しく感じられたが、やはり汗びっしょりの2時間だった。
 長瀬川沿いの林の中には結構オオハンゴンソウの黄色い花が目立った。一部は試験的に除草剤を使用しているようだった。丁寧に抜き取った特定外来植物を袋に詰めた。

  

 毘沙門沼からの長瀬川の源流はひとときの潤いだった。

ときどき里山でも見かける。あまり気にもとめなかったが、いつかヒメアカタテハが吸密する黄色い花や、                                                              (参)拙ブログ ○ 「初秋の里山散歩」 2008-08-28
http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/61f97546adb252a7d09a9e33e0b075f7

市の教育委員会の除去作業を見かけていたことを思い出す。今の花の時期が抜き取りの適期だろう。
拙ブログ ○ 「オオハンゴンソウの刈り取りと赤井谷地」(2010-08-26)
http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/32e8a4dd9b9e2a491903a4baaffd5023

○ 特定外来生物の解説 (オオハンゴンソウ)
http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/L-syo-03.html                       
 閉会式でジュースと休暇村の温泉利用券をいただいた。
  昼食はセブンのおにぎり、午後の会議前に一風呂浴び着替えも済ませた。

 午後の研修、福大の塘教授の「福島県の絶滅のおそれのある昆虫を守るために」、黒沢教授の「福島県の生物多様性行政の成果と課題」の講演を聴くことが出来た。

 カテゴリーを判定することは難しいと感じた。ある程度定量的な資料が必要ではないだろうか。

 また、レッドリストを作成しても、その後の保全、保護の施策、対応はどうあるべきなのだろうか。

 特に危ないものは一刻の猶予もない。より積極的な取り組みが必要と痛感した。

 そして、いつも心配の絶えないマダラナニワトンボ、コバネアオイトトンボ、ヒメシロチョウを思った。
 

 午後からの雨は普通でなかった。帰りのラジオで会津若松で1時間雨量34mmと伝えていた。

 帰路は、霧でほとんどみえないゴールドラインを下った。
 

 帰宅すると、明日の「森で遊ぼう」中止の報が入っていた。楽しみにしていたので残念だ。 

 引き続き、町内会の会議へ。会議後「夏の行事」の反省慰労会があった。  (2014.8.8)