少し先に現れたアオイトトンボ、オオアオイトトンボに混じって、今日コバネアオイトトンボの元気な姿を初見した。
何とか危機を乗り越え1年ぶりの再会がとても嬉しかった。
コバネアオイトトンボ アオイトトンボ連結 アオイトトンボ
コバネアオイトトンボ コバネ オオアオイトトンボ
何となく翅のバランスが違う彼女を目で追い、カメラのズームでピントを合わせる。
このコバネアオイトトンボは、北海道から九州まで分布域は広いが産地は極めて局地的で、各地で絶滅に瀕しているようで、
環境省のレッドデータリストで絶滅危惧第1B類(EN)に分類されている。
今羽化した個体が池から離れた林の中をひっそり飛んでいた。9月になれば水辺に戻り、産卵を始める。
この近似種3種はわずかな模様の違いで区別できる。(「神戸のトンボ」よりお借りしました。)
静寂に包まれた池の端の林の中に佇み、とかく忘れられがちな小さな虫たちの精一杯のいのちの営みをみつめながら、彼女らの保護に思いを巡らせた。
今日であった仲間たち。
マユタテアカネ アマゴイルリトンボ
ウラギンスジヒョウモン
ミヤマアカネ♂ ♀
ナガコガネグモ ゴマダラカミキリ