6月末に羽化したヒメシロチョウの2化個体が、そこだけにツルフジバカマが取り残された土手で産卵を繰り返していた。
その後、そこで生長した蛹が、そろそろ舞う頃かとD地域に出かけた。
なんと言うことか、その土手の草がすっかり刈り取られていた。 刈られたばかりなので、おそらく蛹になっていただろう。何度、がっかりした光景だろうか。
しかし、落胆しながらかなり下った田の土手に、か弱い白いチョウが飛んでいた。
しかも、一群のツルフジバカマがきれいに咲き、数頭が濃い紫の花に吸蜜していた。嬉しかった。
草刈りも、産卵時期との関わりが大きい。刈られた後に新しく芽吹いた頃の産卵だと命をつなぐ可能性は高まる。
また、田を離れた所に自生するツルヒジバカマが重要だが、そこも除草剤を使われていることが多い。
これからもう一度は草刈りがありそうだ。なんとかこの3化の子孫が無事に生長し、来春再会できることを祈った。
出会ったチョウ トンボ
キタキチョウ ツバメシジミ ヤマトシジミ
ベニシジミマイコアカネ
マユタテアカネ オオシオカラトンボ
ヒメアカタテハ ジャノメチョウ♀