例年より早いようで、ミンミンゼミ、ヒグラシ、アブラゼミの声が暑い夏空に響いている。
庭の固い地面にセミの這い出した穴がいっぱい見つかる。敷いた石の隙間から出てきた幼虫もいる。
好んで固い地面を掘って這い上がって来るようにも思える。
今朝、キクの葉の上でミンミンゼミの幼虫を見つけた。残念ながら既に力尽きていた。
寄生虫、体力?、突然絶えた命。ここまで来て最後の最後に・・・、何が原因だろうか。1枚写真を撮って、家に入った。
食事を終え庭に出ると、あの緑色の模様がえぐり取られていた。きっとハチだとぴんと来た。
しばらくすると、黄色スズメバチがセミの体にかみついているではないか。
ミンミンゼミは幼虫期が長く7年という。
長い年月を暗い地中で懸命に生きた。 あと少しで青空を羽ばたき,大木につかまれたものをと、切なかった。これが生態系の掟なのか。