お彼岸、盆、暮れには必ず柳津へ。
暮れのお歳暮まわり、お線香を手向けに従兄弟宅を訪ねた。
ついでながら、虚空蔵尊にお参りし、良寛を思い、帰りに温泉に浸かってくるのが常だ。
毎年の様子をブログに眺めると、いつの年も同じ繰り返しで歳月が流れていた。
途中、湯川の花屋に寄る。いつものようにお土産のシクラメンを求めた。
我が家にも赤と白の2鉢を求めた。
従兄弟宅へ寄る前に虚空蔵尊へ、目的は、数年前に雪の中に見つけた実を見つけ、木を同定すること。
脚の痛い妻を車に残し、誰一人いない境内を急ぎ足でめぐった。
以前拾った巨大松ぼっくりの木を見上げると、未だ枝に付く、白いヤニが特徴的な5~6個を確認できた。
いろいろ調べてみたが、何のマツボックリか分からないでいる。
(参考)拙ブログ 「巨大なマツボックリ」
blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/ac1aaae7612e392195277aff11bbe4ae
寒く、少し寂しかったがこころ洗われる虚空蔵尊参拝が出来た。
今年のように雪のない年もあるが、やはり、雪のにおおわれた境内には趣がある。
只見川を望む鐘突堂の脇に「良寛禅師行脚之地」の碑がある。
眼下の只見の流れに深呼吸し、しばし良寛を思った。
「良寛禅師行脚之地」の碑
山門からの階段を上りきった両脇に、本堂菊光堂に向かって左に丑、右に寅の石像が座っている。
丑寅の守り本尊、丑と寅を撫ぜた。我が輩戌年だが、古い石の撫で牛と、あたら良いブロンズの撫で牛を優しく撫でた。
丑 寅
石の撫で牛
従兄弟のHちゃん、叔父さんと叔母さんにお線香をあげた。
妻とMさんのおしゃべり中に、裏の沿線を通る只見線の電車を穫った。
警報音の鳴る踏切の向こうに、トンネルを抜け出た、会津若松行き上り列車が通過していった。
Mさんは打豆つくり中だった。
いつもの美味しい棒鱈の甘煮、お野菜などをいただいた。あちこちに、穫られない身知らず柿を眺めながらお暇した。
夕闇迫るころ、いつものように良寛和尚に挨拶をして月見が丘の温泉に浸かった。
参 拙ブログ 「良寛和尚像と詩碑」 2009-12-16
blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/beb7634a2b91864d3e7dcf396dcc4056