遠い春を待つ 庭のハクモクレン、桐
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最近、「終活」という言葉を意識するようになった。
大病の度に向き合った死ではなく、思うことは、残された日々をどう過ごしたらよいかだ。
それは、時の流れがあまりに速く感じられる焦りでもある。
シーズン中は里山をめぐり癒される日々だったが、小さな虫たちが姿を消し少し寂しい気持ちでいる。
短い秋を楽しんだが、今は、晴れた磐梯を仰いだり、葉を落とした小さな庭のいのちを愛でるのみ、もう暮れの気忙しさを感じながら静かに過ごしている。
本棚を目で追い、手に取り頁をめくった。
ふと、夢中で遊んだ小さいころ、青春を謳歌したこころ、目標を求め続けた多忙なころがめぐった。
楽しかったこと、悲しいかったこと、悩み苦しんだ日々が次々に浮かび、
もう少しの間のちっぽけな人生を整理したい「終活」の思いにかられている。
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気まぐれオキザリス ときどき開くが、開花条件は?