過ぎ去った短い秋を思いながら、「カラマツの黄葉を鑑賞」 2019/11/13 を短いエッセイにまとめた。
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深閑とした森の秋はどこも美しい。
燃えるような落葉樹の紅葉も良いが、何故かカラマツの黄葉に惹かれる。
ずいぶん前からカラマツの色づきを待っていたが、ようやく時機到来、
毎年訪ねるカラマツ林の眺めを楽しんだ。
ここに来ると、季節は違うが何故か東山魁夷の作品「緑響く」を思い浮かべる。
湖はないが、大自然の静寂は同じだ。
そしてまた、いつも白秋の詩が浮かぶ。
”からまつの林を過ぎて からまつをしみじみと見き からまつはさびしかりけり たびゆくはさびしかりけり”
ほどなく雪の季節を迎える。
その前にもう一度、散り始める金色の針が敷き詰める絨毯を踏みしめ、
大好きな道を歩いてみようと思っている。
もの悲しい晩秋の季節が好きなのかも知れない。
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