エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

冬至カボチャ 柚子湯

2019-12-22 | 日々の生活

 

今日は冬至、急ぎの買い物、小豆の缶詰を頼まれた。 

こしあんはあったが、小豆でないと駄目だそうだ。

昼と夜、美味しくできた冬至カボチャをいただいた。

ユズはこの前準備していたらしい。 早めに沸いた湯に浸かった。

   ユズ浮かべ ほのかに香る 長湯かな

  イラスト、写真:ネットより

冬至カボチャも柚子湯も、科学的に風邪の予防になるそうだ。

 

(*) 中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、

   この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復」といって、

   冬至を境に運が向いてくるとしています。 (ネットから)


深閑とした林 秋にお別れ

2019-12-22 | 日々の生活

かつての思い(拙ブログ:秋に別れを告げる  2019-12-01)を載せる。

blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/56c9de16bd4a80dc855ca28e8d907bdb?fm=entry_awc

  

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『深閑とした林 秋にお別れ』

木々が葉を落としすっかり見通しの良くなった林に入ると、

緑鮮やかなクマザサや枯れ枝にひときわ目立つ白いキノコの傘に、昨日の雪がうっすら積もっていた。

深閑とした林に短いさえずりが聞こえた。

凍える手でファインダー越しに、いよいよ過ぎ去る秋をのぞいた。

ふと、いろいろな思いが浮かんだ。

ヤマザクラ咲く林間に待ちかねたウスバシロチョウがたおやかに舞い、

初夏の林道の入り口ではなつっこいムカシヤンマが足元に止まった。

炎天下、吸水に群がるミヤマカラスアゲハの美しさは感動そのものだった。

過ぎ去った季節の光景は、夢だったのだろうか。

こうして歳月は静かに流れていくのだ。

しばし佇み、枝から離れずにわずかに残る枯れ葉を見つめながら、秋に別れを告げた。

やがて林床に積もる雪の上をスノーシューで歩いてみたいと思っている。

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