今日の今年初めての「森で遊ぼう」があった。
昨年度は1年間、コロナ禍のため実施できなかった。久しぶりに子どもたちの元気な歓声に触れた。
今日のテーマは《 滝沢街道と南新道の自然と歴史を学ぶ 》これまでとは一味違った中身だ。
1班5名、保護者3名のリーダーを務め、子どもたちとひんやりした快適な散策をした。
カードを首に下げ「森の宝物探し」をしながら、ビンゴ完成目指して楽しく森の中を歩いた。
宝物・・・くものす とりのこえ あなのあいているはっぱ あり ちょう
とんでいるむし きのこ ・・・・
アリの巣を見つけた
モリアオガエル ウツボにアキアカネ
勇さんが見つけたヤママユ終齢 美しい色合い、オオミズアオを想像した 体長約8㎝
体長約8㎝
見つけたらシールをhン貼ってやる 。 かつてはビンゴ完成でキャラメル景品も・・・
子どもたちはすぐに打ち解け、スタッフへの質問も相次いだ。
途中、昔の茶屋のあとで休憩を兼ねて峠道の歴史をやさしく解説した。
1.会津藩主・加藤嘉明の代(1627年)に今も石だたみが残る旧滝沢峠を開いた。
明治になり、金堀までの旧街道に荷馬車の通行ができる南新道が開通した。
2.八角神社の伊舎須弥明神が会津に鎮座されるときに乗ってきた舟が石となった舟石
3.江戸時代の俳人・松尾芭蕉の句碑が建っている。
150年前、奥の細道行で芭蕉が会津に足を運ばなかったことを惜しみ、会津俳壇の 宗匠らが集まり芭蕉の紀行句集の中の1句を石に刻んだ。
” ひとつ脱でうしろにおひぬ衣かえ ”
【参】ネット「芭蕉と伊賀」 http://www.ict.ne.jp/~basho/ 芭蕉作品集 より
句意:旅中のこととて、衣更の日を迎えても着替えの夏衣を持たぬ身だ。
重ね着の一枚を脱いで背中に背負い、さて、これで衣更がすんだとしよう。
約2時間の自然の中での散策を終え、分校跡へ到着。
各班からどんなことを見つけ、何を感じたのか、2~3分の発表会。
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わずかな体験だったが、今日は一人ひとりが、計り知れない宝物をもらったと思う。
市農林課の主催するこの行事、今年は規模縮小となった。
対象はこれまでの半分、小学生20名になり、これまで午後までの計画・実践だったが、午前中で終わるようになった。
小生参加して10年近くになるが、いろいろ懐かしさがこみあげてきた。
久々に子供たちと触れあい、もう少し一緒に自然を見つめていきたいと思った。
帰り道、いつものお友達に会いながら、もうしばらくは健康でありたいと願った。
ミヤマアカネ 成長した♂、♀に会いたい。
♀未成熟 ♀
帰宅後、かなりの雨が降り始めた。
天気予報では、2~3日で梅雨明け宣言が出るかも。