エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

 悲しいおおるり公園

2021-07-24 | 環境問題

昨日の里山散策の帰路、おおるり公園へ寄ってみた。もう6~7年行っていなかった。

いつも虫たちの集まるクヌギの林を覗いてみたかった。

ミズナラの大木に吸蜜に集まるオオムラサキ、クワガタが懐かしかった。

管理棟を通過すると、一瞬固まった。まったく前の面影はなく、驚き以外の何物でもなかった。

かつてはアスレチック広場や自由広場、チビッコ広場、テニスコートなどがあり、子供たちを連れて遊んだこともあった。

いろいろな遊具類も中央にあった時計台もない。

小川を渡り展望台までの木漏れ日の林道は素晴らしかった。

広い自然の中の公園は跡形もなく消え、周囲は林へは入れないようにフェンスで囲まれ、アスファルト舗装の大駐車場と化していた。

近くの会社へ売却したのだろうか。

今頃は、子供たちの歓声が聞こえた広場の奥に、ヤマユリの群落が見事に咲いていた。

どうして? 自然豊かな公園がなくなってしまった経緯、環境アセスメントの様子をきいてみたい。

この自然環境の変化について、その価値観を知りたいと思う。

     

    


ネットでは、かつての「おおるり公園」の案内が残っている。

名称は健在であるはずはない。町役場に聞いてみたい。

思い出した。6~7年前、突然ミズナラの大木が切り倒されたことがあった。

管理棟へ飛んでいき、なぜか尋ねたことがあった。

かつて樹液を求め集った、オオムラサキ、ルリタテハ、各種カナブンやハチたちの姿が浮かんできた。 

 

(追記) 2013年の頃の自然豊かな公園の写真を見つけました。
  以下は「磐梯町おおるり公園で自然満喫♪」 よりお借りした写真
  https://blog.goo.ne.jp/pochikopochikojp/e/2a8e9334cf0676ddb78e395a852e0668

すべてなくなった時計台 この山道も崩されてしまった。

奥の林も、フェンスで囲まれ行けない。