昨日の夕方、思いたって夕日に映える秀峰磐梯山を写しに出かけた。
通りを少しそれると、そこは静寂の、眠り続けた田んぼ、残雪に切り株が幾何学模様に美しかった。
日の入りは5時40分、太陽がすべて山の端に隠れ、茜のひかりがいっそう明るさを増したようだ。
早春の夕暮れ時は思った以上に冷え込んできた。
高台から薄暗い若松の向こうにまばゆい夕日を望んだ。
夕映えにカラスが数羽ねぐらへ急いでいた。
(夕日の赤みが薄いようで、磐梯山の頂は想像ほどに染まらなかった)
《今日のエッセイ》
今日、久々にたそがれの美しさに心を奪われた。茜に染まる夕暮れから日没の、刻一刻と変化する色合いが何とも言えず美しかった。一日の終わりにカラスの集団が巣へ帰っていくいつもの光景が、なぜこんなにも胸を打つのだろうか。
思えば、地球を取りまく大気で散乱した光は、毎日営々と幾万年も続いた神秘の色なのだが、改まって鑑賞するゆとりは少ない。
急に寒くなった今の季節に戸外へ出る元気はないが、あけぼのも同じ感動を与えてくれた思い出はある。「ああ黎明の空の下 牧場の草は雫して・・・」と、いつか高らかに歌った寮歌の一節に青春の日が蘇ってきた。
大空を仰ぎながら、いつも、朝にあけぼのを、夕べにたそがれを愛でるゆとりが欲しいと思った。そして、、朝に一日の平穏を祈り、夕べに一日の平穏を感謝するような、おおらかな、穏やかな日々を過ごしたいと思った。 (2005.11)
通りを少しそれると、そこは静寂の、眠り続けた田んぼ、残雪に切り株が幾何学模様に美しかった。
日の入りは5時40分、太陽がすべて山の端に隠れ、茜のひかりがいっそう明るさを増したようだ。
早春の夕暮れ時は思った以上に冷え込んできた。
高台から薄暗い若松の向こうにまばゆい夕日を望んだ。
夕映えにカラスが数羽ねぐらへ急いでいた。
(夕日の赤みが薄いようで、磐梯山の頂は想像ほどに染まらなかった)
《今日のエッセイ》
今日、久々にたそがれの美しさに心を奪われた。茜に染まる夕暮れから日没の、刻一刻と変化する色合いが何とも言えず美しかった。一日の終わりにカラスの集団が巣へ帰っていくいつもの光景が、なぜこんなにも胸を打つのだろうか。
思えば、地球を取りまく大気で散乱した光は、毎日営々と幾万年も続いた神秘の色なのだが、改まって鑑賞するゆとりは少ない。
急に寒くなった今の季節に戸外へ出る元気はないが、あけぼのも同じ感動を与えてくれた思い出はある。「ああ黎明の空の下 牧場の草は雫して・・・」と、いつか高らかに歌った寮歌の一節に青春の日が蘇ってきた。
大空を仰ぎながら、いつも、朝にあけぼのを、夕べにたそがれを愛でるゆとりが欲しいと思った。そして、、朝に一日の平穏を祈り、夕べに一日の平穏を感謝するような、おおらかな、穏やかな日々を過ごしたいと思った。 (2005.11)
すばらしいブログに感心しています。
いろいろ教えて下さい。
志な乃(信濃)はいい響きですね。
ゆっくり愛でる暇も無く生きてきた50と数年。
ぼつぼつ歩みを緩めて・・・とは思いつつ
まだ頑張れるのでは、などと欲張っています。あと少し、あと少しだけ。
そうしましたら存分に、第二の人生謳歌します(笑
先達の方のブログでお勉強させていただきます。