8月の「森で遊ぼう」のテーマは「水辺の生き物を探そう」
昨日、その事前の活動があった。川の危険な箇所を整備した。
川底の石をめくって水生昆虫を探したが、ほとんどいない。見つけたトビケラやカワゲラも1mmほどで、時期的にも少なかった。
家に戻って気がついたが、川でポケットからルーペを出して虫を観察していたが、学生時代に買った×20倍の思い出のルーペを落としてしまった。残念だ。
川の倒木、流木をきれいにして駐車場へ戻った。それからの草刈りが大変だった。
約1時間ほどだったが、しばらく経験したことのないほど疲れた。
気温も高く、強い直射日光を浴びての作業に、疲労はこの上なかった。
作業中めまいに襲われ、その場にしゃがんだ。いつしか草刈りの音が遠のいていった。
なんとか日陰に移動して目を閉じると、若かりし頃の、同じような状況が浮かんできた。
青春真っ只中の剣道の合宿練習が浮かんできた。
今齢70に近づいたが、隣には10も上の先輩が黙々と草を刈っていた。
負けていられないと、ほとばしる汗を拭いながら深呼吸した。
そうか、あらためてずいぶん弱くなった我が身を思い人生を思った。すっかり忘れていた貴重な再体験だった。
昼前に作業が終わった。帰路、トンボ池へ寄った。
相変わらず地下水くみ上げのポンプは修理されていない。5~6年間に渡り水位が低下したままの池の水温は40度近かった。
さらにカヤが生い茂り、約2割ほどに狭まった開放水面には汚い藻がアオコのように浮かび、表面に油も漂っていた。
そんな中、すっかり減ったチョウトンボがひらひら舞っていた。キイトトンボがスイスイと飛び回り元気で産卵していた。あれほど活気があった池のトンボたちもすっかり減ってしまった。
池の管理については5,6年前から毎年管理者へ要望し続けてきた。つい6月にも文書で要望し提言してきた。
いよいよ堪忍袋の緒が切れた・・・。帰宅して、寄り詳しい提言をまとめ、要望書を作成した。
提言の中心は、「水生生物の生息環境の保全の視点」で池の管理をして欲しい願いだ。
明日にも再度、管理する事務所へ出向いてみたいと思っている。