オオクワガタ その２

　以前にも書いたオオクワガタだが、熱意が日に日に高まり、とうとう血統書付き？というのを手に入れた。この血統書というのがいい加減なもので、いわゆる「子供だまし」というヤツだ。コレがいかがわしさ満点でオモシロイ。
　まぁ、今回はネットオークションで手に入れたからこんなモンだろうけど、ショップで高い値段を出して買ってもこんな血統書だったら憤懣（フンマン）モノだ。だが、こんなモノでも付いていると付いていないでオオクワガタに対する見方が多少なりとも変わってくるから、ワタシも日本人の端くれなんだなぁと痛感してしまう。

　今持っているのが「香川県産のGT血統」「岡山県産のDDA、KING血統」というヤツと、変わったところでは「美形コンテスト準優勝個体の血統」というのもある。この３種を使って今年はブリーディングをしようと思っている。そして「コレらが産んだ幼虫達が成虫になる、来年の梅雨頃には一儲けを…。」と考えているというのはウソで、現実はそんなに甘くはない。オオクワガタは近頃ではホームセンターや夜店でも売られるほど相場は下がっており、昔のように取引価格が高いわけではないのだ。
　そんな中でも高値で取引されているのが有名ブリーダーが飼育している大型血統種で、２０万円くらいの値が付いているようだ。１０年ほど昔の１００万円というワケにはいかないが、それでもこのクラスなら儲けにはなりそうだ。いっそソコまで目指すか！と思っても、独自のノウハウに加えて初期投資が、かなり必要と聞いて？？？になってしまった。

　ともあれ、以前にも書いたように釣りをする人の中にはクワガタ虫等に反応する人が多いのは確かで、磯スペ編集長もそうだし、オークションで手に入れた相手も釣り好きだった。また、クワガタのサイトと並行して釣りのサイトを運営している人が結構居る。中には釣具店と昆虫ショップを併設して経営しているところもある。
　これからの季節、しばらくは暑くて磯には行けそうにないので、クワガタに遊んでもらったり、キャンプで遊んだりする日々が続きそうである。