■手頃な外遊び場■
「外遊びがしたい。」それも自分が少年だった頃のように、自然の中で焚き火をしたり、海や川で遊んだり…。今やそんな場所は都市部ではすっかり減ってしまい、たとえそれらしき場所を何とか見付けたとしても、薪に火を着けると「危険だ」、「臭い」、「ダイオキシンが…」と苦情が入り、ヘタすると警察官が飛んでくる。
だから仕方なく管理された公園内の「バーべーキュー・コーナー」のようなところや、キャンプ場を探して「デイキャンプ」料金を払ってアウトドア遊び=この場合、特にアウトドア料理メインの遊びをする訳だが、そういった施設で特に近場の場合は軟弱者?に基準を合わせているから、トイレに困ったりすることはないが、その反面、制約が多く、ロケーション的にも不満足なところが多い。
そこで、「ボク好みのワイルドなスポットがどこかにないものか?…。」とハイキングや釣りの帰りに各地を物色していたのだが、今のところボクにとってベストな場所は、西宮の北、船坂というところに存在している。ただし、そこは何も隠れスポットというわけでもなく、阪神間に住むボーイスカウトの少年達にとっては、とてもメジャーな場所だ。
天気の良い日曜日。そんなスポットへ、アウトドア料理を楽しむために、妻と2人で向かった。
■野外料理■
ここでの一日を紹介する前に、「入るには関門がある」ということを説明しておかなくてはならない。
船坂の川沿いを上がって行き、最終地点で河原に降りて駐車するワケだが、その部分で舗装が切れている。その部分で切れ目の土が流れて段差ができているので、駐車スペースの入り口部分では、一旦車を降りてルートを確認したうえで慎重に降りて行かないと、セダンの様な普通の乗用タイプの車高しかない車は、100%に近い確率で腹をコスるから要注意だ。
ここに土嚢を積んで補修していることもあるが、大雨が降って土が流れた直後などでは補修が間に合わず、その場合は、侵入すること自体がかなり厳しくなるだろう。
そして駐車スペースから先も道は続くが、車高が高い車でないと今度は必ず!=100%の確率で腹をコスるからむやみに侵入しないことだ。だから、普通の車の場合は、駐車スペースに駐車し、そこから先は少しの距離を歩いて気に入った場所を探すことになるから要注意だ。
適当な場所を確保すると、まず火を起こす。この日はダッチ・オーブンを使う料理なので、その上に乗せる上火用の豆炭にも同時に火を着けた。
焚き火、特に豆炭は火が安定するまで結構な量の煙が出るが、誰にも文句を言われないのがウレシい。因みに豆炭は石炭粉を固めたものだから、その煙のニオイは懐かしの蒸気機関車のニオイなのだ。
火が安定し、豆炭全体に火が回ると煙はあまり出なくなり、ニオイも消える。そのタイミングを見計らってダッチ・オーブンの上火の上にも網を敷き、ソーセージを焼くと共に、焼きおにぎりも同時調理する。
肝心のダッチ・オーブンの中身は前日からハーブ・オイルに漬け込んでいた骨付きラム肉(ラムチョップ)だ。このラム肉もハーブに漬け込んでいるとは言え、焼けば結構ニオイが出るので、アウトドア向けの料理の一つだ。
外で食う料理は何でもワンランク美味しくなると言うが、特にレシピ本で読んだソース?の「バルサミコ酢+しょう油」という、言わば酢醤油の和洋折衷版を漬けて味わうラムチョップの味は最高だった。
■利用するならルールを守ろう■
この場所で半日ほど焚き火で遊び、料理を楽しんだわけだが、勿論、管理者が居るわけではないので、道具類や食材の一切は持参しなければならず、持ち込んだゴミは自分で持ち替える以外の選択肢がない。それに加えて女性の場合はトイレにも困るだろう。しかし、そんな「来るものを拒む」部分が逆に環境を守っているのかも知れない。
ワイルドさが楽しく、現代となっては貴重な存在の「西宮の奥庭」なのだが、こんな場所であっても、ゴミを捨て置く不届き者がいくらかは出没しているようだ。
「そのゴミはどうなるのか?」それは、ハイカーのグループやボーイスカウトの少年達が「自分たちのフィールドを守るために」後片付け役を担ってくれているようだ。大人の不始末を子供達に押しつけるようでは、あまりにも情けない。もしこのブログを見て「ウチも…。」と思った場合であっても、今後使用禁止にならないよう、各自が責任を持ったうえで活用して欲しい。
ワイルドすぎてとても…、せめてトイレだけでも…という向きには、少し脚を伸ばす必要があるが、東条湖畔にあって、焚き火等の制限が少ない「ちいさな森キャンプ場(デイキャンプ使用・一人¥500)」(http://www.chiisanamori.com/)というキャンプ場の、デイキャンプ利用もオススメだ。
■オマケの「サント・アン」■
長野旅行で立ち寄った「美麻珈琲」。その本家本元のケーキ店である「サント・アン」が西宮市の北側、三田市内にある。裏六甲に出たこの日、ついでに立ち寄ってみた。
美麻珈琲で味わったケーキ類と全く同じ種類ではなかったけれど、やはり評判通りに美味しいケーキ屋さんだった。
「外遊びがしたい。」それも自分が少年だった頃のように、自然の中で焚き火をしたり、海や川で遊んだり…。今やそんな場所は都市部ではすっかり減ってしまい、たとえそれらしき場所を何とか見付けたとしても、薪に火を着けると「危険だ」、「臭い」、「ダイオキシンが…」と苦情が入り、ヘタすると警察官が飛んでくる。
だから仕方なく管理された公園内の「バーべーキュー・コーナー」のようなところや、キャンプ場を探して「デイキャンプ」料金を払ってアウトドア遊び=この場合、特にアウトドア料理メインの遊びをする訳だが、そういった施設で特に近場の場合は軟弱者?に基準を合わせているから、トイレに困ったりすることはないが、その反面、制約が多く、ロケーション的にも不満足なところが多い。
そこで、「ボク好みのワイルドなスポットがどこかにないものか?…。」とハイキングや釣りの帰りに各地を物色していたのだが、今のところボクにとってベストな場所は、西宮の北、船坂というところに存在している。ただし、そこは何も隠れスポットというわけでもなく、阪神間に住むボーイスカウトの少年達にとっては、とてもメジャーな場所だ。
天気の良い日曜日。そんなスポットへ、アウトドア料理を楽しむために、妻と2人で向かった。
■野外料理■
ここでの一日を紹介する前に、「入るには関門がある」ということを説明しておかなくてはならない。
船坂の川沿いを上がって行き、最終地点で河原に降りて駐車するワケだが、その部分で舗装が切れている。その部分で切れ目の土が流れて段差ができているので、駐車スペースの入り口部分では、一旦車を降りてルートを確認したうえで慎重に降りて行かないと、セダンの様な普通の乗用タイプの車高しかない車は、100%に近い確率で腹をコスるから要注意だ。
ここに土嚢を積んで補修していることもあるが、大雨が降って土が流れた直後などでは補修が間に合わず、その場合は、侵入すること自体がかなり厳しくなるだろう。
そして駐車スペースから先も道は続くが、車高が高い車でないと今度は必ず!=100%の確率で腹をコスるからむやみに侵入しないことだ。だから、普通の車の場合は、駐車スペースに駐車し、そこから先は少しの距離を歩いて気に入った場所を探すことになるから要注意だ。
●奥へと続く、車高の高い車専用の道●
適当な場所を確保すると、まず火を起こす。この日はダッチ・オーブンを使う料理なので、その上に乗せる上火用の豆炭にも同時に火を着けた。
焚き火、特に豆炭は火が安定するまで結構な量の煙が出るが、誰にも文句を言われないのがウレシい。因みに豆炭は石炭粉を固めたものだから、その煙のニオイは懐かしの蒸気機関車のニオイなのだ。
●この日のキッチンスペース●
火が安定し、豆炭全体に火が回ると煙はあまり出なくなり、ニオイも消える。そのタイミングを見計らってダッチ・オーブンの上火の上にも網を敷き、ソーセージを焼くと共に、焼きおにぎりも同時調理する。
●ダッチ・オーブンは二階建てで使用●
肝心のダッチ・オーブンの中身は前日からハーブ・オイルに漬け込んでいた骨付きラム肉(ラムチョップ)だ。このラム肉もハーブに漬け込んでいるとは言え、焼けば結構ニオイが出るので、アウトドア向けの料理の一つだ。
●この日のメインはラムチョップ●
外で食う料理は何でもワンランク美味しくなると言うが、特にレシピ本で読んだソース?の「バルサミコ酢+しょう油」という、言わば酢醤油の和洋折衷版を漬けて味わうラムチョップの味は最高だった。
■利用するならルールを守ろう■
この場所で半日ほど焚き火で遊び、料理を楽しんだわけだが、勿論、管理者が居るわけではないので、道具類や食材の一切は持参しなければならず、持ち込んだゴミは自分で持ち替える以外の選択肢がない。それに加えて女性の場合はトイレにも困るだろう。しかし、そんな「来るものを拒む」部分が逆に環境を守っているのかも知れない。
ワイルドさが楽しく、現代となっては貴重な存在の「西宮の奥庭」なのだが、こんな場所であっても、ゴミを捨て置く不届き者がいくらかは出没しているようだ。
「そのゴミはどうなるのか?」それは、ハイカーのグループやボーイスカウトの少年達が「自分たちのフィールドを守るために」後片付け役を担ってくれているようだ。大人の不始末を子供達に押しつけるようでは、あまりにも情けない。もしこのブログを見て「ウチも…。」と思った場合であっても、今後使用禁止にならないよう、各自が責任を持ったうえで活用して欲しい。
ワイルドすぎてとても…、せめてトイレだけでも…という向きには、少し脚を伸ばす必要があるが、東条湖畔にあって、焚き火等の制限が少ない「ちいさな森キャンプ場(デイキャンプ使用・一人¥500)」(http://www.chiisanamori.com/)というキャンプ場の、デイキャンプ利用もオススメだ。
■オマケの「サント・アン」■
長野旅行で立ち寄った「美麻珈琲」。その本家本元のケーキ店である「サント・アン」が西宮市の北側、三田市内にある。裏六甲に出たこの日、ついでに立ち寄ってみた。
●サント・アン●
美麻珈琲で味わったケーキ類と全く同じ種類ではなかったけれど、やはり評判通りに美味しいケーキ屋さんだった。