中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

’19 玄達釣行 4回目

2019-08-10 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 今回も時間がなく…。

 これで本年度4回目。これまでで一番と言うか、今シーズンで一番速い潮が流れていた。

●100mあたり、2分強!●

 いわゆる、ブッ飛び潮だが、浮力体を着けない状態で、2投目でサシエサが盗られたので、発泡ウキ8番を1個装着したが、そのセッティングで230mラインに達した頃にリールのスプールが急速逆転を開始した。

 
●中マサの引き●

 しかしながら、あまりに速い潮のためヒラマサが過呼吸状態になるのか、はたまた泳ぐ姿勢を保つ方向に泳力が喰われてしまうのか、あっという間に浮上してしまった。

●72cmの中マサ●

 引きを味わう暇もなかったが、幸先良く本命をゲットできた事に少し安堵したのだが…。

 「が、しかしである。」ココから先は苦難の時間が始まり、全くアタリを拾えなくなってしまった。

 私の場合、同じ設定で流すのは2回までと決めていて、「サシエサが盗られれば浮力を上げ、残れば浮力を下げる。」を繰り返し、二枚潮や三枚潮だと判断すると仕掛のストップや引き戻しを使って棚への入り具合を調整するが、この日は一つのアプローチで流した結果、サシエサが盗られても、次の、同じアプローチでの流しではエサが残ると言った具合で、一貫性がなく、手掛かりが全く掴めなくなった。
 この状況に、たまらず船長がポイント移動をしてくれたが、助っ人に入った船長自身がポツンとマダイを掛けたり、私がナイロンカゴを着けた仕掛を無理やり沈ませてイシダイを掛けただけで時間がドンドン過ぎて行った。
 どうやら、潮が速すぎるのを嫌って魚が喰わないと言うよりも、速すぎる上潮の状況=塩分濃度や酸素の溶解量だったり、水温だったりが魚の要求に合わないので、上層に入って来られないように思えた。

 そして納竿時間まで2時間を切る頃、この日最後の移動となったが、そこではこの日の中で、魚探に写る最上の部類の反応があったし、ほんの少しだが潮が緩む感もあった。しかも、好潮を告げるシイラがあたりをウロついていたので「ココは何かが違う感」に満ちていた。
 そして一投目。浮力体を着けない状態でサシエサが盗られたので、次の流しでは発泡ウキ8番を1個装着。今度はサシエサが残ったので、発泡ウキ7番に変更。この設定の仕掛が130mに到達した頃に急速逆転開始、とは言ってもヒラマサのそれではないが、何時間ぶりかのアタリを捉えた。
 上がってきたのは大イサギだったが、これがヒントになってくれた。
 そして次の流しでは115mで待望の急速逆転が始まった。アワセるとすぐに中マサの引きと判断でき、貴重な当日2本目を慎重なやり取りの末にゲット。

●何時間ぶりかのアタリ●


●これまた72cm●

 ココから先は、途中チビマサのハリハズレも有ったが、アタリが連発した。(但し、イサギが中心)

 「ほぼ入れ食い」は1時間ほど続いたが、やがて収まり、「ラスト2投。」と、船長から声がかかる。
 その直前での流しでは、連発時と同じセッティングだったが、2投の間でエサが残ったので、浮力体を外す事にした。そしてこれが正解だったようだ。130mラインでこの日一番の急速逆転が始まった。
 リールの巻き上げ具合から「そこそこサイズ」と判断し、やり取りを開始する。一つ前のヒラマサはチビだったがハリハズレを起こしたので、つい慎重になったが無事にゲット。本日最長寸とは言え、いつもなら気にも留めないサイズなのだが、この日の状況下ではベストと言えるサイズの登場に大満足の瞬間だった。

●81cm●

 そして最終の流しでは大イサギを追加して、この日の釣りが終わった。

 この日、50cm前半までのチビマサを狙っていれば40本や50本を釣る事は簡単だったが、船長とボクはそんな魚は欲しくはなかった。そう、玄達に来た以上は「目指せ大マサ(叶うのなら巨マサ)」なのだ。そして、努力の末に喰わせたヒラマサは80cm級とは言え、当日の、他船の釣果との比較で答え合わせをしてみると、価値ある一本だったと思う。(自画自賛気味かな?)
 残る釣行チャンスは2回となったが、果たして大マサ、出来ればそれ以上のクラスは登場してくれるのだろうか…。

●気付けば魚はクーラーに溜まっていた●


 
 
コメント
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