~その2から
今回はいよいよユニットの制作に入る。
■電極外出しタイプ■
一番スタンダードなのがプラス・マイナスの電極が出ているタイプ。欠点としては電極が剥き出しのため、そこが腐食しやすい事と、船の揺れ等で電極が船体の金属部他に触れるとショートする危険性がある事が挙げられる。ボクの場合はそれが怖いので、EVAケースに入れて使用している。
揃えるパーツは前週に紹介した、バッテリーサイズに合ったバッテリーケース、ヒューズ&ヒューズホルダー、電極用ボルト&ナット(画像ではスピーカーターミナル)、T型コネクター、リード線、ボルト径に合ったターミナル端子、デジタル電圧計もしくはリポバッテリー・チェッカーになる。
画像を参考に製作者自身で考え、制作して欲しいので、細かな配線法を一から記す事は省くが、それらを繋いだのが下画像の3タイプになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/de/309171c56ac57f3cfe3f9c3ea607440f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d7/8f382826e6c0c9abecdda3d9e7093c74.jpg)
なお、電極は防水の為、必ずパッキンを挟んでから締め込む事。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/8d/c6786c3f10b67ce1a7c46f1f59d5a19d.jpg)
別タイプとしてTRUSCO社製の防水ケースに収めたタイプを下に紹介するが、こちらはデジタル電圧計装着タイプで、バッテリーを2本収納しておいて、1本目の容量が落ちるとフタを開けて2本目に繋ぎ直す方式だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/73/b481185f01e9bdaf325b00c689bdc0ba.jpg)
2本収納タイプは、~その1で紹介した、「同時購入の同一商品同士」を2本並列で繋いで容量を稼ぐ方法でも使用可能だ。その場合並列変換アダプターを使用すると簡単に出来るが、リポバッテリー・チェッカーをそれぞれのリポバッテリーに装着する必要がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/94/f191da4b740a8a1faa2f3e3cc93ff64f.jpg)
■ダイレクトイン・タイプ■
次に紹介するのは、前週にお知らせした、電極を外に出さず、リールの電源コードがケースからダイレクトに出ているタイプだ。
用意するのは電動リールの電源コード、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/a3/e87a78096a029b8dee8be51ef3590b2a.jpg)
バッテリーサイズに合ったバッテリーケース、ヒューズ&ヒューズホルダー、T型コネクター、リード線、ゴムグロメット、デジタル電圧計もしくはリポバッテリー・チェッカーになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/7f/6d1e3221aac975e1c930fdf97ceed64c.jpg)
そしてそれらを配線したのが下の画像になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/95/23150e86a2891a930257a582d4933a97.jpg)
コードを通す部分にグロメットを入れて防水するのだが、コード径にぴったり合うサイズを探し出せなくて、隙間が空いてしまったので、セメダイン・スーパーX2でコーキング処理している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/04/8b24cec525e1930ac732ff4802a5a8eb.jpg)
:追記:
この記事に対してのコメントで、「防水型キャプコン」の存在を教えていただき、それを導入したところ、グロメットを使うよりも、遥かに安心できる防水力を得た。記事を読む方々も下画像を参照し、制作して欲しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/c9/73029901f88456a9c19d883f1af4789f.jpg)
で、下のようにバッテリーを繋いで完成。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/5f/8840e9a1f070157ad7980036f03a0375.jpg)
ウォーターガード400を使用した場合、5000~6000mAhクラスのリポバッテリーが1本しか入らないので、1日の使用では容量が足りず、途中で交換が必要になるが、強みもある。朝マヅメでフル充電の16.8Vパワーを使った後は、昼からのダレる時間帯に向けて徐々にパワーダウンして行き、入れ替え後は夕マヅメに向けて再び16.8Vパワーを得るという効率の良い流れが出来るのだ。
また小型・軽量であるため、ネオプレン製等の伸びの良いペットボトルケースに入れて、ベルト等に通せば腰吊りタイプとして、ストラップ付のボトルケースに入れて肩から吊るせばショルダータイプとして使用出来るようになり、機動力が上がる。但し、そのためにはコードが足下の邪魔にならないよう、巻いた状態でタイラップ等でまとめておく、または予めコードが短い状態で制作しておく必要がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/70/9b7f629780c873cbc33fd8e403fd5fa7.jpg)
だが、これとは反対に、一日交換を気にせずしたい場合はウォーターガード800で制作し、リポバッテリーを2本入れて並列変換アダプターを介して使えば大丈夫だが、リポバッテリー・チェッカーをそれぞれに装着する必要がある。
※注意事項
最近、電動リール用コードの汎用品の中に、「シマノ・ダイワ兼用」と、説明されている事がある。だがネジ径やプラグ径が同じであっても、電極棒の太さはシマノの方がやや太い。従って兼用で使い、シマノで使った後にダイワを使うと、接触不良が発生し易くなる。実際にボクは接触不良を起こした経験があるので、シマノで使用した後は針を電極の受け側に刺し、少しこじて狭める事にしている。
■EVAケース・タイプ■
次は、釣具を仕分け収納するためのEVA製ケースを利用する方法だが、数あるケースの中でも防水性が一番高いと思われるのが、第一精工のタックルキューブシリーズになる。似たようなタイプの他社製品は、ファスナー周りからの水漏れが発生し易い。だがこのケースはその部分の素材&構造が全く違うのだ。
で、バッテリーケースとして最適なのが、1212というサイズになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/2d/ed3c231322f3962bc91d131bc81fbc89.jpg)
用意するパーツは下画像に示す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/df/9a4b62ed931265fd2f133d8fee7a672a.jpg)
そして完成したのが下画像のユニットだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/97/92ae6373f08ddb7dfb08ab35470c1111.jpg)
ただし、ワニグチクリップを噛ませる部分に改良が必要で、現在も最適パーツを物色中だ。
すべてを納めると下画像の様になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/40/e4f512b0f55efc0febaee9c2c68705c9.jpg)
「本当にくどい!」と思われるかも知れないが、バッテリーユニットの制作、使用、管理等、全て自己責任で行う事。
以下、~その4へ続く
今回はいよいよユニットの制作に入る。
■電極外出しタイプ■
一番スタンダードなのがプラス・マイナスの電極が出ているタイプ。欠点としては電極が剥き出しのため、そこが腐食しやすい事と、船の揺れ等で電極が船体の金属部他に触れるとショートする危険性がある事が挙げられる。ボクの場合はそれが怖いので、EVAケースに入れて使用している。
揃えるパーツは前週に紹介した、バッテリーサイズに合ったバッテリーケース、ヒューズ&ヒューズホルダー、電極用ボルト&ナット(画像ではスピーカーターミナル)、T型コネクター、リード線、ボルト径に合ったターミナル端子、デジタル電圧計もしくはリポバッテリー・チェッカーになる。
画像を参考に製作者自身で考え、制作して欲しいので、細かな配線法を一から記す事は省くが、それらを繋いだのが下画像の3タイプになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/de/309171c56ac57f3cfe3f9c3ea607440f.jpg)
●デジタル電圧計装着タイプ●
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d7/8f382826e6c0c9abecdda3d9e7093c74.jpg)
●リポバッテリー・チェッカー装着タイプ●
なお、電極は防水の為、必ずパッキンを挟んでから締め込む事。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/8d/c6786c3f10b67ce1a7c46f1f59d5a19d.jpg)
●水道用のパッキン●
別タイプとしてTRUSCO社製の防水ケースに収めたタイプを下に紹介するが、こちらはデジタル電圧計装着タイプで、バッテリーを2本収納しておいて、1本目の容量が落ちるとフタを開けて2本目に繋ぎ直す方式だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/73/b481185f01e9bdaf325b00c689bdc0ba.jpg)
●TRUSCO社製のケース仕様●
2本収納タイプは、~その1で紹介した、「同時購入の同一商品同士」を2本並列で繋いで容量を稼ぐ方法でも使用可能だ。その場合並列変換アダプターを使用すると簡単に出来るが、リポバッテリー・チェッカーをそれぞれのリポバッテリーに装着する必要がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/94/f191da4b740a8a1faa2f3e3cc93ff64f.jpg)
●並列変換アダプター●
■ダイレクトイン・タイプ■
次に紹介するのは、前週にお知らせした、電極を外に出さず、リールの電源コードがケースからダイレクトに出ているタイプだ。
用意するのは電動リールの電源コード、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/a3/e87a78096a029b8dee8be51ef3590b2a.jpg)
●コード端はカット、もしくはネジを外しておく●
バッテリーサイズに合ったバッテリーケース、ヒューズ&ヒューズホルダー、T型コネクター、リード線、ゴムグロメット、デジタル電圧計もしくはリポバッテリー・チェッカーになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/7f/6d1e3221aac975e1c930fdf97ceed64c.jpg)
●揃えるパーツ類の一部●
そしてそれらを配線したのが下の画像になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/95/23150e86a2891a930257a582d4933a97.jpg)
●ダイレクトイン・タイプの完成品●
コードを通す部分にグロメットを入れて防水するのだが、コード径にぴったり合うサイズを探し出せなくて、隙間が空いてしまったので、セメダイン・スーパーX2でコーキング処理している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/04/8b24cec525e1930ac732ff4802a5a8eb.jpg)
●セメダイン・スーパーX2●
:追記:
この記事に対してのコメントで、「防水型キャプコン」の存在を教えていただき、それを導入したところ、グロメットを使うよりも、遥かに安心できる防水力を得た。記事を読む方々も下画像を参照し、制作して欲しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/c9/73029901f88456a9c19d883f1af4789f.jpg)
●防水型キャプコン●
で、下のようにバッテリーを繋いで完成。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/5f/8840e9a1f070157ad7980036f03a0375.jpg)
●リポバッテリー他の装着時●
ウォーターガード400を使用した場合、5000~6000mAhクラスのリポバッテリーが1本しか入らないので、1日の使用では容量が足りず、途中で交換が必要になるが、強みもある。朝マヅメでフル充電の16.8Vパワーを使った後は、昼からのダレる時間帯に向けて徐々にパワーダウンして行き、入れ替え後は夕マヅメに向けて再び16.8Vパワーを得るという効率の良い流れが出来るのだ。
また小型・軽量であるため、ネオプレン製等の伸びの良いペットボトルケースに入れて、ベルト等に通せば腰吊りタイプとして、ストラップ付のボトルケースに入れて肩から吊るせばショルダータイプとして使用出来るようになり、機動力が上がる。但し、そのためにはコードが足下の邪魔にならないよう、巻いた状態でタイラップ等でまとめておく、または予めコードが短い状態で制作しておく必要がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/70/9b7f629780c873cbc33fd8e403fd5fa7.jpg)
●腰吊りタイプ●
だが、これとは反対に、一日交換を気にせずしたい場合はウォーターガード800で制作し、リポバッテリーを2本入れて並列変換アダプターを介して使えば大丈夫だが、リポバッテリー・チェッカーをそれぞれに装着する必要がある。
※注意事項
最近、電動リール用コードの汎用品の中に、「シマノ・ダイワ兼用」と、説明されている事がある。だがネジ径やプラグ径が同じであっても、電極棒の太さはシマノの方がやや太い。従って兼用で使い、シマノで使った後にダイワを使うと、接触不良が発生し易くなる。実際にボクは接触不良を起こした経験があるので、シマノで使用した後は針を電極の受け側に刺し、少しこじて狭める事にしている。
■EVAケース・タイプ■
次は、釣具を仕分け収納するためのEVA製ケースを利用する方法だが、数あるケースの中でも防水性が一番高いと思われるのが、第一精工のタックルキューブシリーズになる。似たようなタイプの他社製品は、ファスナー周りからの水漏れが発生し易い。だがこのケースはその部分の素材&構造が全く違うのだ。
で、バッテリーケースとして最適なのが、1212というサイズになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/2d/ed3c231322f3962bc91d131bc81fbc89.jpg)
●タックルキューブ1212●
この中に配線ごと仕舞い込んで、ファスナーの隙間から上画像の様に、電動リールコードの細い部分だけを出すようにすれば良いのだが、船の揺れ等で配線が暴れてショートする事の無いよう、接続箇所とヒューズ回りだけを収納するケースも制作してみた。用意するパーツは下画像に示す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/df/9a4b62ed931265fd2f133d8fee7a672a.jpg)
●接続ユニットのパーツ●
そして完成したのが下画像のユニットだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/97/92ae6373f08ddb7dfb08ab35470c1111.jpg)
●接続ユニット●
ただし、ワニグチクリップを噛ませる部分に改良が必要で、現在も最適パーツを物色中だ。
すべてを納めると下画像の様になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/40/e4f512b0f55efc0febaee9c2c68705c9.jpg)
●実使用時の状態●
このタイプはケース内の余裕が大きいため、入れ替え用の、予備のリポバッテリーも収納できるし、並列での使用等、自由度が大きいのが特徴で、電動リールのコードが無加工で使用できる点がありがたい。「本当にくどい!」と思われるかも知れないが、バッテリーユニットの制作、使用、管理等、全て自己責任で行う事。
以下、~その4へ続く