中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

度重なる中止で悶々と…

2020-07-18 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
 梅雨前線が北に押し上げられる日が少なく、玄達瀬への釣行は度重なる中止に見舞われ、前半1か月で半分程度しか出られていない。
 ボク自身も釣行機会を2回も逃し、出るに出られない悶々とした日々を送っているから、思いついた攻略法も実践出来ず、どんどん頭デッカチになっている。

 実釣時の手がかりとしては初期の2回しかないが、その後の各船の、釣果欄での釣れ方を合わせて、ボクなりに考察してみた。

 これまで玄達瀬でのヒラマサ狙いは、発砲ウキを使っての浮力調整がメインだった。エサの盗られ具合を確認し調整していけば、いずれアタッてくるイメージで、ポツポツと釣れていたレギュラーサイズやマダイが「おとなしくなったかな?。」と思ったらドカンッ!と大型が来るというパターンが多かった。だが、今年は、あるいは近年はと言ってもいいが、その程度の努力や工夫では遭遇チャンスが減っている。
 また、例年であれば、7月半ば頃から夏の潮流となって流速が速まり、それと共にチビ~小マサクラスが浅場にやって来る事が多くなるが、今年は解禁当初から潮流が速い事が多く、いつもの小マサ以下のクラスではないものの、やや大きい70cm前後の中マサクラスが浅場では多くどころか大量に沸いているので、大マサ以上のクラスにサシエサが届き難くなっている。
 だが、浅場を嫌ったところで、潮流が速くては深場ポイントのタナに仕掛が入り難く、攻め辛い。そのため、手立てが無いので浅場に入るしかなく、結果、中~小マサの数釣りになってしまう事が多くなっているようだ。(もっとも、交通事故的に大マサクラスが来る事もあるが…)

 このブログの記事を読むと理解できると思うが、大型があまり浮上しない現象は数年前から京都府の経ヶ岬沖=白石グリでの、春の大マサ狙いで起こっていた。以前だとエサ盗りだけでなく、マダイやのブリ族の上層に浮いてくる個体を狙う事が多かったのが、ここ数年来、上層ではアタリが出る機会が少なくなり、それまで想定していた距離よりも手前の深みで中~底層をじっくり攻めた方が大マサからのアタリが出る確率が上がるようになっている。
 「同じヒラマサなのに何で?。」と思うだろう。ここで自身が磯のグレ釣り師だった時代を振り返ってみるが、グレはスレ具合によってエサの喰い方が変わる。スレてない場合は積極浮上して、エサをくわえると反転して元に居た層に戻るが、スレた場合だと殆ど浮上せず、自分の居る層で平行移動しながらエサをついばむ。四国南西部にある大型尾長グレのポイントでは特にそんな動きをする個体が多いが、「大型ヒラマサはそんな動きをしているのかも?。」と思わなくもない。
 そんなグレが増えた理由として一説には、「釣り座の周囲に居るバカなグレが真っ先に釣り上げられ、警戒心の強いグレが残るから」というのもあったが、居着きの性質もあるが、基本的に回遊魚であるヒラマサに、そのまま当てはまるようには思えないから謎が深まる。
 他の理由としては「水温の変化」「海流の変化」あたりだが、結局のところ魚類学の素人には断定できるレベルの話ではない。だが、理由はともかく 「浮かない傾向が、ついに玄逹瀬までやって来たか?。」と、ボク自身は近頃思うようになっていて、「あとは対策あるのみ」と練りに練っているのだが…。

 この記事をアップする頃にはボクは玄達瀬の上に居るハズで、上記を踏まえた展開で攻めているつもりだが、果たして結果は…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする