中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

’20 玄達瀬釣行 ~最終回

2020-08-22 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 タイトルで「最終回」と記したが、実のところ、それは荒天で飛んでしまって釣行していない。よって今年の玄達瀬での釣りを振り返ってみようかと思う。

 とにかく今年は初期から潮流がブッ飛ぶ事が多く、いつも参考にしている「リアルタイム急潮予測システム」(http://kyucho.dc.affrc.go.jp/kyucho/#tab1)では常に真っ赤っ赤の状態になっていた。とは言え、これは上層の流れがメインであって、実際の、現地の潮流は中層以下との間で流速差が出ている事が多く、そのせいで2枚潮以上の多枚潮になっている事が殆どだった。
 そんな時は、浅場へ向かえば各層の流速差が少なくなって釣り易いのだが、ボクらのグループ&船長は数釣りには興味がないので、中~小マサに占領されているそこへ向かう事は無かった。
 従って多枚潮にずっと悩まされ続けていたのだが、そんな潮流時の攻めとして、これまでちょくちょく記してきた、「仕掛の張り」の重要性を痛切に感じ続けていた。我々のような10号道糸は多数派の7号道糸の人たちよりも上層の潮流の影響を受けやすいのだが、それでも張り時間や巻き戻し量の調整や送り出しの量の調整で、その日の最初の一投や、大きく調整量を変えた直後の一投以外で喰った、と言うか気付かず掛かっていた場合を除いて、結果的に大型からのモノではなかったが、明確にアタリを捉え続けていた。
 困った事に、こういった多枚潮傾向は玄逹瀬のみならず、京都~福井沖で竿を出す際の時々で感じている。近年では水温が夏場に上がり過ぎるのか、はたまた冬場に水温が下がり切らないのか、原因は定かではないが、性質の違う潮流が複雑に交差する事が多く、一昔前とは違って素直な潮流が差す日が減っているように思える。そんな中、特に中~深場ポイントでは発砲ウキの大小のみの調整では攻め切れなくなっている。ついては、どこに行っても「止め」や「巻き戻し」を用いて仕掛を張らなければ良型クラス以上のヒラマサとの遭遇チャンスは減る一方になっている実感がボクにはあるのだ。
 で、その方法については、もう少し理論(と言うほど大袈裟な話ではないが…)が固まってから改めて記したいと思っている。

 というワケで、近頃同じような事を書いてばかりいて申し訳ないが、とにかく今年の玄達瀬釣行は94cmを頭にヒラマサを2本と、中~小マサ69本という「(ほぼ)弱い者イジメ」のまま終わりを迎えた。惜しむらくは年に極僅かしかない大型との遭遇チャンスを逃した事だ。実は、その対策を思い付いたつもりになっているのだが、それを試そうにも10か月待たなくてはならないので、悶々とした日々は続く。
 ここから先は同じ福井の鷹巣沖~京都の白石グリへと転戦するが、「その日の状況下で最大のヒラマサ」を狙うべくチャレンジしてゆくつもりだ。
コメント
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