強運だった9月が過ぎ、10月に入ると、2回連続のボーズを喰らって、いつもの調子に戻っている。
その間の変化は、リールが20フォースマスター6000から19ビーストマスター6000に変わった点だが、コレは理由があっての事だ。
というのも、来年に大型カンパチ狙いにもチャレンジする事が決定したからだ。
●導入した19ビーストマスター6000●
クエ狙いでは実質、底から離す迄の10数秒の戦いだからモーターの持久力はそんなに必要ないし、特に、ボクのように最初の突進に対して釣人側がアシストする場合は、フォースマスターでも充分対応が可能だ。だが、カンパチの30~40kgクラスを狙う場合は電動リールとしての機能に頼る場面も増えてくるだろうから、「ビーストマスターに搭載されたブラシレス・モーターの能力も必要になるだろうな。」と思う中、気付けば某中古品販売サイトで購入していた。
フォースマスターをオークションに出したので、僅かな差額分の投資で済んだものの、今や中古品市場でしか手に入らない19ビーストマスター6000の中では最廉価クラスだった為、「使用時間=110時間・巻上げ距離=24km」で、あまり良い状態ではなかった。
そこでセルフでオーバーホールをするに至った。
●オーバーホール中●
くすんでいた各部を磨き上げ、洗浄し、グリスアップを行ったが、3000番クラスとは違った次元で剛性に配慮した構造には驚かされるばかりだった。この点では、フォースマスターも同じなので、強度面でも安心してクエ釣りに使える事をお伝えしておく。
勿論、ロングハンドルは、フォースマスターから移植し、手巻きでのパフォーマンスを上げた仕様へと昇格させている。
現場に持ち込んだ際に感じたフォースマスター6000との違いを挙げるとすれば、搭載ベアリング数が増えた分だけ手巻き時のフィーリングがスムーズになった点だ。しかし、クエ釣りでは、掛かってからのアドレナリンが出まくる中で、「必死のパッチ」で巻上げている時の差なんて、よほどの抵抗感でもない限り、感じ取るのは無理だろうから、この差は無視できる範囲のように思えた。
クエ狙いでの出船機会は、もう年内に殆ど残っていないが、どうにかこのリールを組んだタックルで1本掛けて今年のラストを飾りたいものだ。
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